世間一般の家のWi-Fi環境と言うと、速いというのが基本です。
もちろん、スマホの4Gの電波よりは数倍早くなるというのが普通です。外で使っていると遅いけど、家に帰ってきてWi-Fi繋いだらサクサク動くってごく当然の話だと思っていました。
しかし、我が家のWi-Fi環境はその真逆で、スマホの4Gの電波で使う方が速い時があるくらいの遅さでした。
ドコモ光の回線が遅すぎて死にそうと嘆いていた時に、色々試したもののそれほど速度は変わりませんでした。
少しでも改善されることもあるので、同じような方に向けてメモを残しておきます。
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フレッツ光からドコモ光へ契約変更
新築で戸建てを建てた時、フレッツ光がぎりぎりエリア内に入っていたこともあって、我が家のインターネット回線はフレッツ光にしました。
1年近くフレッツ光を使っていましたが、特別スピードが遅いというわけではなく、そこまでストレスを感じることはありませんでした。
モデムはNTT製、ルーターはバッファロー製11n対応、Wi-Fi接続3台
契約当初は100MBでしたが、途中でNTTさんから電話があり、無料で1Gタイプの隼へ無料アップグレードしてくれるとのお話。
速度もかなり速く、ストレスなく使えていました。
さすがはNTTと思っていました。
しかし、妻の携帯を機種変更すべくドコモショップへ行った時の話に悲劇は始まりました。
ドコモショップに大きく貼りだされていたドコモ光の開通のチラシに目を奪われました。
その当時フレッツ光で毎月5000円近く払っていたのですが、ドコモ光に変えると、3000円台でネット回線が使えて、しかもフレッツの契約内容をそのまま引き継げるということで違約金の発生もないと。
これはと思い、妻の携帯のことは忘れてすぐにいろいろと調べました。
当時、ドコモ光はまだ開通していなかったこともあり、その評判等についてはわからない状況でしたが、ソフトバンクやauなどもこぞって光回線に進出しており、バックボーンの大きさからも安心できると考え、ドコモ光に契約を変更しました。
ようやくドコモ光開通!そして悲劇の日々が…
1ヵ月後くらいになって、ドコモ光が開通しました。
最初の方は全く普通だったのですが、2ヵ月くらいたった頃からか夜の時間帯の通信速度が超絶遅くなりました。
通常のネットサーフィン程度でストレスを感じない速度は遅くても3Mbbs~10Mbbsくらいと言われています。
最近の4Gのスマホであれば、20Mbpsくらいの速度が出るので、10Mでも遅いと言ってしまえば終わりですが…
ちなみに当時の我が家のWi-Fiの通信速度を測ってみたら、驚きの数字が!
0.7Mbbs…
これある意味すごい数字なんです。ドコモ回線で1ヵ月の通信制限かかった時で128kbbs(0.3Mbbs)なんで、速度制限中とほとんど変わらないじゃないか。バカか。
家でWi-Fi使ってスマホの速度制限中の速さとほぼ変わらないって
もう何も言えませんでした。笑うしかできなかったです。
原因を調べるべく、ルータやモデムの回線状況を切り分けて速度調査もしたりしましたが、結局改善せず。
ドコモ光のサポートの対応の悪さに不安が残る…
仕方なくドコモのサポートへ電話しました。
ドコモのサポートに電話すると、必ずしも1Gbbs出るわけではありませんし、ベストエフォートですし、ここに電話いただいてもどうにも…とかサポートの対応にもさらに驚きました。
1Gbbsの理論値が出ないことくらいは百も承知で、1/1000の速度しか出ないのが異常ではないんですか?って聞いてるのに結局どうにもできないという回答しかもらえず、途方にくれていました。
結局いろいろ調べてわかったことと言えば、ドコモ光の契約者が増加しまくっていてサーバーがついていかないとかそういった内容のものばかりでした。
つまり、どうにもならないということですね。
しばらく諦めて家の中でも4G電波を優先して使うというわけのわからないシステムで生活することにしました。
ドコモ光の遅さを何とかするためにやったこと
ドコモ光どうこうよりも、ネット回線が遅い時によく確認する内容ですが、もちろんドコモ光の遅さにも関係があるかもしれないことを試してみることにしました。
基本的なことから気づきにくいことまであるので、1つ1つ試してみてください。
モデム・ルーターの再起動
ネット回線が遅い時、サポートセンターに電話したらまず言われるのがこちら。
モデムやルーターの電源を抜いて数秒間放置してみるというものです。
通常、ネット回線は常時接続が基本ですが、IPアドレスが割り当てられていて、そのアドレスをリセットするというやり方です。
光回線は、いわば高速道路を走っているようなもので、車の数が多ければ多いほど速度は落ちてしまいます。
IPアドレスのリセットは、その道路自体をリセットして変えてしまおうというものです。
道路を変えれば、もしかしたら渋滞しているところではなく空いている道路に変えてくれるかもしれないということですね。
やってみましたが、僕の場合は改善せず。
次の策へ移ることに。
LANケーブルを確認する
これもよくあるミスの1つですが、1G以上の速さの光回線を使うには接続に使うLANケーブルの規格を気にする必要があります。
ギガビットの通信を得るためには、カテゴリー5eタイプ以上のものを使わないといけません。
それより低いもの(カテゴリー4とか)を使っていると、回線は1Gでもケーブルがその速度で転送することができなくなってしまいます。
壁からモデム、モデムからルーターやハブまでを繋いでいるケーブルを全て確認してみるも、問題なし。
これも改善されませんでした。
転用前のフレッツの契約状態を確認
これはネットで調べまくって出てきた有益情報なんですが、ドコモ光に契約を変える前に使っていたところの契約状態がどうだったかを調べてみるのもアリです。
こちらから連絡しないと、契約はそのままになるという何ともあくどいシステム。
これは期待できると思って、サポートに確認の電話をしましたが何と1Gになっていました。。。
あえなく撃沈で、改善はされませんでした。
IPV6接続になっているかどうかを確認
そして次に思いついたのが、接続方法についてです。
昔の契約であれば、光回線に繋ぐ時の接続は、IPV4接続になっていることがほとんどだそう。
でも、今ではIPV6が主流になってきており、通信速度も随分と改善されているとの情報をゲット。
僕が使っていたプロバイダは、ocnで変更当時はIPV4接続しかなかったの情報が!
今度こそはいける!と思って、調べたところ、
やっぱりダメでした。すでにIPV6に変更済み。。
ルーターを変えてみる
そんな中、たまたま遊びに行った友人の家であるルーターに出会いました。
どうも普通のルーターとは違い、ゲーマー専用のルーターとのこと。
とにかく速いから繋いでみと言われて、繋いでみたらなるほど速い。
友人宅はeo光だったのですが、速度が落ちやすい夜9時にも関わらず安定して40Mbbsも出ていました。
調べてみると、型落ちとなっているため値段がずいぶんと安くなっていました。
ちなみに私が体験した爆速ルータがこちら。
普段ではあまり見ることもなさそうなハイテクロボットのようなルーターです。いかにも速いイメージしますよね。
型式は古いですが、まだ現役で売られており、その評価も高いです。3年間の保証もついており、品質面でも不安がなく、安心して使えます。
苦肉の策でこのモンスタールーターを買うことにしました。
一時的に速くなった気がするけど、また遅くなる
なかなかお金がなく、決断できずに結局2ヵ月後くらいになってから、例のモンスタールーターをAmazonで買いました。
プライム会員になったばかりだったので、次の日に届いて感動しました。
アマゾンプライムについては、こちらの記事で詳しく解説しているのでまだ会員じゃない方はぜひのぞいてみてください。
翌日に届いて、居ても立っても居られず、すぐに設置しました。
見た目からかなりいかついです(笑)
これを付ける時には、ドコモ光も少し速度は出ており、20Mbbsくらいは出るようになっていました。
しかし、爆速ルーターをつけて速度を測ってみると…
20Mbbs → 53Mbbs !
速い。正直驚きました。ドコモ光の速度が改善されてはきていましたが、それをさらに上回る速さをたたきだしてくれました。
あの速さはどこ行ったんだろうって思いますが、これはルーターの性能や通信速度ではなく、やはりドコモ光の問題です。
色々試した中で、このルーターに変えたのが一番速度アップにはなりましたが、一時的なもので素直には喜べません。
ドコモ光のサポートにかけても、50MB出てれば十分速い方だって言われましたが、1000MB中の50MBです。
決して満足できるレベルではないですよね。
ドコモ光の解約をするには、契約月(2年単位の契約した月)だけしか解約金なしで解約できる時期はありません。
解約期間が来るまで、家で動画見たりする場合はドコモ光ではイライラも溜まってしまいます。
そんな時にStar Wi-Fiのレンタルサービスなら契約期間の縛りもなく、よくある3日で通信制限がかかることもないので使い放題のポケットWi-Fiが便利です。
家だけでなく外でも使えるので、4G回線でも使えるのでスマホのパケットパックのプランを落とせば、それほど痛い出費にもなりません。
ドコモ光を解約したいと考えている方は、それまでのつなぎにはおすすめです。