一眼レフやミラーレスは買わなくてもレンタルで済ませることもできます。
ハイクラスの一眼レフになってくると、カメラだけで20万円以上するものも。
さすがに電気屋さんで触っただけで買うのはちょっと不安が…
僕はそう思っていました。
そんな時に便利なのが、カメラのレンタルサービスです。
- 買う前にいろいろ試してから買いたい
- 結婚式などイベントの時だけ使いたい
- 買ってまではいらない
この記事では、6つのカメラレンタル会社の特徴を比較してまとめました。
一眼レフやミラーレスのレンタル業者選びでもう迷うことはありません。
レンズのレンタルについては、『レンズがレンタルできるおすすめの安い業者を比較』で詳しく解説していますので参考にしてください。
カメラをレンタルする前に知っておきたいこと
レンタルサービスを選ぶ時のポイントとして、まずはレンタルしたい商品があるかどうかとその値段が大切です。
ただ、それ以外にも注意しておきたいポイントがあるので、1つずつ解説していきます。
店舗がない地方でも宅配でレンタルができるか
レンタル業者の中で店舗がある業者は問題ないのですが、レンタル業者はほとんど実店舗を持っていないことが多いです。
そのため、僕のように地方に住んでいる方はお店へ取りに行くということができません。
そんな場合にも対応できるように、宅配レンタルをしている業者を選ぶ方が何かと便利です。
宅配レンタルなら自宅にレンタル商品を届けてくれますし、返却時も送られてきた状態の梱包で返すことができるので手間もかかりません。
東京カメラ機材レンタル以外は全て宅配レンタル可能
東京カメラ機材レンタルのみが宅配は法人だけの対応となりますが、その他の業者は宅配レンタルが可能です。
宅配レンタル時の送料がかかるか
宅配レンタルを検討する時にあわせて確認しておきたいのが、送料がかかるかどうかということです。
どのレンタル業者も送料無料でやってくれるわけではありません。
特に一眼レフくらいのサイズになってくると、宅配送料もそれなりにかかってくるので事前に確認しておきたいところです。
公式サイトにも小さくしか書かれていませんが、ビデオエイペックスとACEレンタルは返送時の送料は別途必要になるので、覚えておいてください。
東京カメラ機材レンタルやレンタルカメラショップは高額な商品をレンタルした場合のみ送料無料になります。
基準価格を超える場合は問題ありませんが、超えない場合は往復の送料がかかってしまうので割高になってしまいます。
往復送料になると結構痛い出費になるため、レンタル前に確認するようにしてください。
カメラの落下や破損など故障した時の補償はしてくれるか
普通に使っていても、借りたカメラが壊れてしまったり落としてしまったりするかもしれません。
そんな時にレンタル商品の補償がついている業者を選んだ方が、後々の心配もなく安心です。
今回ご紹介するカメラのレンタル業者の6社中3社は補償料が無料でした。
万が一のためにも、有料でも補償がつけられるところを選ぶことをおすすめします。
カメラのレンタル業者6社を特徴やサービス内容で比較
カメラのレンタルをしている業者を6社調べて、その特徴を比較しました。
業者 | 送料 | 値段 | エリア |
Rentry | 無料 | 5940円〜 | 全国 |
レンティオ | 無料 | 5480円〜 | 全国 |
DMM | 無料 | 2840円〜 | 全国 |
ビデオエイペックス | 3000円以上で無料
※返送時は送料がかかる |
6720円〜 | 全国 |
東京カメラ機材レンタル | 6000円以上無料 | 9000円〜 | 関東のみ |
レンタルカメラショップ | 15000円以上無料 | 9000円〜 | 全国 |
故障時の補償やレンタル期間で比較
各業者の故障や破損時の補償内容、宅配レンタルの対応、予約できるかどうかを比較しました。
業者 | 補償 | 宅配 | 予約 |
Rentry | 無料 | 3泊4日〜 | ◯ |
レンティオ | 自然故障は無料
落下などは上限2000円 |
3泊4日〜 | ◯ |
DMM | 無料 | 2泊3日〜 | ◯ |
ビデオエイペックス | レンタル料の10%
水濡れは適用外 |
2泊3日〜 | ◯ |
東京カメラ機材レンタル | レンタル料金の10% | 法人のみ | ◯ |
レンタルカメラショップ | 無料 | 2泊3日〜 | ◯ |
カメラのレンタル業者のおすすめランキング
カメラのおすすめレンタル業者をランキング形式でご紹介します。
ランキングの基準は、
- 送料がかからないか
- 補償面のサービスがあるか
- レンタル料金が安いか
これらを総合的に評価して順位付けしています。
1位 DMMいろいろレンタル
画像引用:DMM公式サイト
往復送料 | 無料 |
一眼レフレンズキット相場(3泊の場合) | 2840円〜 |
補償制度 | 無料 |
種類(セット含む) | 18種類 |
レンズセット | ◎ |
DMMはレンタルできるカメラの種類は多くないですが、値段が安いです。
往復送料が無料なのに加えて、補償も無料なので安心して利用することができます。
サービス面で考えるなら、DMMが有利です。
エントリーモデル中心の品揃えなので、値段帯は安く借りることができます。
- 往復送料は無料
- 補償が無料でついてくる
- 商品点数が多く何でもある
2位 レンティオ
画像引用:レンティオ公式サイト
往復送料 | 無料 |
一眼レフレンズキット相場(3泊の場合) | 5480円〜 |
補償制度 | 自然故障は無料
落下などは上限2000円 |
種類(セット含む) | 189種類 |
レンズセット | ◎ |
レンティオはキヤノンの一眼レフの取り扱い点数が多くなっていました。
宅配レンタルの往復送料は無料で、自然に故障した場合の補償はお金を払わなくても無料で対応してくれます。
ただし、落としたり自己責任による破損については補償対象外となります。
その代わり上限が2000円と決められているので、それ以上の請求をされることはないので良心的な会社と言えます。
- キヤノンのカメラに強い
- 往復送料は無料
- 補償も無料
3位 Rentry
画像引用:Rentry公式サイト
往復送料 | 無料 |
一眼レフレンズキット相場(3泊の場合) | 5940円〜 |
補償制度 | 無料 |
種類(セット含む) | 24種類 |
レンズセット | ◎ |
Rentryにしかない強みは、補償面の対応が手厚いところです。
他サイトは利用者が支払うこともありますが、Rentryだけはわざと壊さない限りは無料です。
不良品や不具合があった時も、全額返金か代替え品を送ってくれるので安心です。
カメラの種類もエントリーモデルから最新機種まで幅広くラインナップされています。
ソニーのα7 ⅢやキヤノンEOS 6D Mark Ⅱなど新しい機種も借りられます。
- エントリーからハイクラスまで揃っている
- 往復送料は無料
- 補償面は手厚い
4位 ビデオエイペックス
画像引用:ビデオエイペックス公式サイト
往復送料 | 宅配2泊・3000円以上の商品なら無料
※返送時の送料はこちらで負担 |
一眼レフレンズキット相場(3泊の場合) | 6720円〜 |
補償制度 | レンタル料金の10%
※水濡れは適用外 |
種類(セット含む) | 87種類 |
レンズセット | ◎ |
ビデオエイペックスは宅配レンタルになると、返送する時の送料はこちら側で負担する必要があります。
往復送料の半分だけをビデオエイペックスが負担してくれるという感じです。
ビデオエイペックスは他サイトと比べて、ハイエンド系の一眼レフの取り扱いが多く、普段買えないような高い一眼レフのラインナップが充実しています。
ニコンとソニーの一眼レフの取り扱いが多く、特にソニーの一眼レフは主要製品はほぼ取り扱いがあります。
- レンズの種類が多い
- ハイエンド機種が借りられる
- 補償はつけなくてもレンタル可能
5位 東京カメラ機材レンタル
画像引用:東京カメラ機材レンタル公式サイト
往復送料 | 6000円以上で無料 |
一眼レフレンズキット相場(3泊の場合) | 9000円〜 |
補償制度 | レンタル料金の10% |
種類(セット含む) | 39種類 |
レンズセット | × |
東京カメラ機材レンタルは名前の通り、東京エリアに強いレンタル業者です。
東京都区内なら6000円以上の利用か15km以内の距離で配達料金は無料でしてくれますが、全国発送は法人のみの対応となっています。
店舗での営業がメインなので、直接お店へ行ける場合は平日なら23時まで返却窓口が開いているなど、メリットは多いです。
カメラ本体だけのレンタルで、レンズも借りる必要があるのがデメリットです。
- 店舗があるので、連絡がすぐ取れる
- 宅配レンタルは全国対応ではない
- 補償は必ず加入しなければならない
6位 レンタルカメラショップ
画像引用:レンタルカメラショップ公式サイト
往復送料 | 15000円以上の利用で無料 |
一眼レフレンズキット相場(3泊の場合) | 9000円〜 |
補償制度 | 無料 |
種類(セット含む) | 9種類 |
レンズセット | ◎ |
レンタルカメラショップの強みは、DMMやレンティオと同じくレンタル時の補償が無料でついてくることです。
映像機器やプロジェクター、音響機材など他の業者にあまりないコアな製品が多い業者です。
宅配レンタル時の送料は、借りる商品が15000円以上にならないと無料にはならないため、注意が必要です。
- 補償が無料でついてくる
- 音響機材も借りられる
レンタル可能なカメラや一眼レフの種類を調べてみた
レンタル業者で借りることができるカメラの種類を調べました。
表の中の業者名を押すと、各業者の公式サイトへリンクしています。
僕自身も一眼レフだけしか借りられないと思っていたのですが、調べてみると意外にいろんなものが借りられることがわかりました。
カメラ以外にも、レンティオやRentryは家電系のレンタルもできますし、DMMなら生活用品まで借りることができます。
コンパクトデジカメ(コンデジ)
業者 | 取り扱い点数の評価 |
Rentry | ○ |
レンティオ | ◎ |
DMM | △ |
ビデオエイペックス | △ |
東京カメラ機材レンタル | △ |
レンタルカメラショップ | △ |
仕事用の撮影用などちょっと使いたい時に便利なのがコンデジです。
普段の撮影はスマホで十分だけど、仕事場で撮るのにスマホが使えないときなどにはレンタルが便利ですよね。
レンティオは種類が多く、Rentryは他ではあまりないRX100などの高級コンデジ中心の品揃えとなっています。
ミラーレス一眼レフ
業者 | 取り扱い点数の評価 |
Rentry | ○16 |
レンティオ | ◎ |
DMM | △ |
ビデオエイペックス | ○ |
東京カメラ機材レンタル | ○ |
レンタルカメラショップ | △ |
スマホやコンデジではちょっと物足りないけど、一眼レフは使えないかも…という場面ではミラーレス一眼がおすすめです。
オートモードが充実しており、カメラ任せでもきれいな写真がかんたんに撮れるところはミラーレスの強みです。
一眼レフ
業者 | 取り扱い点数の評価 |
Rentry | △ |
レンティオ | ○ |
DMM | △ |
ビデオエイペックス | ○ |
東京カメラ機材レンタル | △ |
レンタルカメラショップ | △ |
一眼レフであれば、撮れない写真はないくらいどんな写真も撮ることができます。
一眼レフのレンタルは全ての業者で対応可能ですが、中でもレンティオがカメラの種類も豊富です。
レンティオやDMMはエントリーモデルが中心のラインナップになっています。
防水カメラ
業者 | 取り扱い点数の評価 |
Rentry | ○ |
レンティオ | ◎ |
DMM | ◎ |
ビデオエイペックス | × |
東京カメラ機材レンタル | × |
レンタルカメラショップ | △ |
川や海に行ったとき、スマホや一眼レフではちょっと不安という場面で活躍するのが防水カメラ。
水濡れを気にせずに水中の写真を撮ったり、海につかった状態で写真が撮れるのは防水カメラだけです。
1年を通してそれほど使う機会がないため、防水カメラはレンタルした方が安く抑えられます。
全体的に見ると、レンタルしている業者は少ないですが、中でもDMMが一番多くなっていました。
防水カメラのレンタル業者の比較は、『防水カメラのレンタル業者の比較とおすすめランキング』の記事でより詳しく解説しているのでご覧ください。
アクションカメラ
業者 | 取り扱い点数の評価 |
Rentry | ◎ |
レンティオ | ◎ |
DMM | △ |
ビデオエイペックス | △ |
東京カメラ機材レンタル | △ |
レンタルカメラショップ | × |
自転車や車、バイクなどに乗ったままで動画や写真を撮ったりするには、アクションカメラは必須です。
ゴープロや360度カメラなどちょっと変わった写真や動画を撮るのにあると注目のマトです。
アクションカメラの種類では、圧倒的にレンティオが種類も豊富。
ただ、アクセサリーやセットレンタルはRentryの方がたくさんありました。
アクションカメラもよほど使うことがないと、買う機会も少ないので、まずはレンタルしてみて試し撮りするためにレンタルする人は多くおられます。
ゴープロのレンタルについて、詳しくは『ゴープロをレンタルできるおすすめ業者の比較・ランキング』で解説していますので、そちらをご覧になってください。
インスタントカメラ
業者 | 取り扱い点数の評価 |
Rentry | ◎ |
レンティオ | ◎ |
DMM | △ |
ビデオエイペックス | △ |
東京カメラ機材レンタル | × |
レンタルカメラショップ | △ |
チェキをはじめとするインスタントカメラのレンタルもあります。
インスタントカメラは、レンタル業者の中でも取り扱っていないところが少ないです。
その中で、Rentry・レンティオは取り扱いも多くなっていました。
インスタントカメラのレンタルについては、『チェキがレンタルできるおすすめ業者の比較とらランキング』で詳しく解説しています。
ドローン
業者 | 取り扱い点数の評価 |
Rentry | ◯ |
レンティオ | ◎ |
DMM | △ |
ビデオエイペックス | × |
東京カメラ機材レンタル | × |
レンタルカメラショップ | × |
持っているだけで注目度抜群のドローンですが、いざ買うとなるとエントリーモデルでも5万円以上はしてしまいます。
それなりのスペックのモデルを買おうと思うと、10万〜20万以上の出費は覚悟しなければなりません。
欲しくてもなかなか買ってまでという人も多いので、ドローンもレンタルが便利です。
どうしても欲しくなれば、買えばいいので実際に使って試せるところはレンタルならではの強みです。
ドローンのレンタルは、『ドローンのおすすめレンタル業者の比較とランキング』に詳しくまとめました。
カメラをレンタルするメリットやお得になる使い方
自分のものにならないから、レンタルするのが高いと感じる人も中にはいると思います。
でも、使い方によっては買うよりもレンタルした方がいい場合も。
カメラをレンタルするメリットについてご紹介します。
イベント撮影時くらいしか使わない
普段はスマホのカメラで十分だと言う方でも、イベントごとで写真を撮るときはさすがにスマホのカメラでは不十分です。
- 運動会
- 結婚式
- セミナー
- 町やお店のイベント
このようなイベントは年に数えるほどしかありませんよね。
趣味でカメラを使っている人でなければ、カメラが必要になる場面は少ないはずです。
でも、そんな時にわざわざカメラを買うとなると、結構イタイ出費になってくるので、レンタルすれば結果的に安く抑えることができるようになります。
ハイエンドモデルの一眼レフを使える
一眼レフでもエントリークラスのカメラは10万円以内で買えますが、フルサイズの一眼レフになると20万円を超えるものも多くなります。
フルサイズ機を使ってみたいけど、手が出ないという方でもレンタルすれば最小限の出費で試すことができます。
電気屋さんだとあれもこれも触って試すことは難しいですよね。
そんな時でもレンタルなら、自宅や普段撮るであろう場所で実際の写り方を見ることができます。
カメラをレンタルする時のやり方と流れ【宅配レンタル版】
実際にカメラをレンタルした場合の流れを詳しく見てみましょう。
僕自身も過去に何回かレンタルしたことがありますが、手順は至ってかんたんです。
- 商品を決める
- 会員登録をする
- レンタル完了
- 返却日に返す
以上です。
宅配レンタルをする場合は、クレジットカード払いも選択できる業者がほとんど。
会員登録は必要になるので、商品を決めたらサクッと会員登録をしてその後に注文する流れとなります。
数社でレンタルした経験がありますが、会員登録をした後に未だ注文以外のメールが届いたことはないので、メールが届くか不安な方も大丈夫です。
宅配レンタルは宅急便でレンタル商品が届き、その梱包をそのまま利用して返却時も使えるのでそれほど手間はありません。
お店へ直接取りに行ってレンタルする場合は、返却日に持ち込めばいいのですが、宅配の場合は少し注意が必要です。
レンタル最終日はできるだけ時間に余裕を持って、集荷の依頼をするか宅急便のお店へ持ち込むようにしましょう。
カメラのレンタル業者の比較とおすすめ【まとめ】
カメラのレンタル業者をいろいろ比較した結果、一眼レフ・ミラーレス共に取り扱い点数の多いレンティオが一番良いと感じました。
カメラのレンタルでは、最低限送料と取り扱いのある種類だけ抑えておけば、損することはありません。
カメラの購入を検討されている方は、こちらの記事でタイプ別におすすめカメラをまとめてあります。