子供の運動会、それは親にとって一番子供の成長を感じられる至福の瞬間。
1年に1回しかない貴重な時間で、誰もが子供の姿をきれいに撮りたいと思うものです。
大事な場面で失敗写真ばかり量産したくはないですよね。
僕も一眼レフを始めたばかりの頃は、どうもうまく撮れずに悩んでいました。

この記事では、一眼レフで運動会がうまく撮れるようになりたいお父さんに向けて、失敗写真を交えて撮り方を解説しました。
運動会用の望遠レンズの選び方は、こちらの記事をご覧ください。


子供のベストショットが撮れたら、家族全員が喜びます。
ぜひ最後まで目を通していただき、運動会を感動の瞬間に変えてください。
一眼レフの運動会撮影に使うべき撮影モード


一眼レフの運動会撮影は設定で決まる
一眼レフの運動会撮影では、マニュアルモードがおすすめです。
マニュアルモードと聞くと、難しそうと感じてしまいますよね。
でも、使い方さえわかれば、意外に便利なのがマニュアルモードのいいところです。



マニュアルモードは、多くのカメラでMと書かれたダイヤルです。
まず、よく聞く絞り優先モードとシャッター速度優先モードの違いを先に解説しておきます。
『絞り優先モード』で写した場合
絞り優先モードは、カメラのF値(絞り)を優先的に調整して、他の設定値を自動で合わせてくれます。
主に、背景をぼかした写真なんかでよく使うモード。
シャッター速度が早くなりやすいので、動いている子供を写し止めるイメージになります。
F値や絞りのことがよくわからない方は、こちらの記事で詳しく解説していますのでご覧になってください。


シャッタースピードが不足して手ぶれを起こす原因の多くは、シャッター速度が変な設定になっていることがほとんどです。
絞り優先モードなら、シャッター速度を自動的にカメラが決めてくれるので手ぶれのリスクは減らせます。
『シャッター速度優先モード』で写した場合
シャッター速度優先モードになると、絞り優先モードに比べて手ぶれのリスクは増えます。
しかし、遅めのシャッター速度を使えるので、動きのある写真が撮れます。
うまく撮れれば、まるで動いているような雰囲気の写真を撮ることも可能。
↓ こんな写真です。


一眼レフでシャッタースピードを変えて撮影した叡山鉄道の写真
ミスなく撮れるようになるには、経験と練習が必要になりますが、他の人と差をつけた写真を撮りたいならいつかは挑戦したいのがこのモードです。
ただ、一発勝負の運動会で失敗しやすいこのモードはあまりおすすめできません。
絞り優先とシャッター速度優先モードの欠点
運動会や野外での撮影時に共通して言える注意点が露出です。
曇り空の時は特に陽の当たり方によって明るさ(露出)を変えてあげる必要があります。


運動会は、陽が当たっている場所と日陰で明るさがコロコロ変わります。
走っている場所によって、明るすぎたり暗くなったりしてしまいます。



つまり、明るいところや暗くなった場合に露出の数値を自分でその都度決める必要があります。
被写体のことに集中したい時に、明るさまで構ってられませんよね。
わかりやすく失敗写真の例で説明しましょう。


露出を間違えた一眼レフで撮影した運動会の写真
この写真を撮影した時は、曇ったり晴れたり天気がころころ変わる日でした。
露出を気にしながら撮影してたのですが、何枚か明るさがおかしく写ってしまいました。
曇りで一瞬晴れ間が出るときが1番厄介な瞬間。
曇り空用に露出を合わせているので、急に明るさが変わって写真の色味ががらっと変わってしまいました。
絞り優先やシャッター速度優先モードは使いやすいですが、露出で痛い目に合う確率が上がります。
マニュアルモードのメリットとカメラの設定方法
そこで、便利なのがマニュアルモードです。
マニュアルモードは、基本的に露出を自分で決めることができません。
絞りとシャッター速度を決めてあげれば、その数値によって露出を自動で選んでくれます。



次に、マニュアルモードの具体的な設定方法について解説します。
望遠レンズの使用を前提にしているので絞り値は最小にしていますが、適宜調整してください。
- 絞り値は最小絞りにしておく
- シャッタースピードで明るさの変化を見る
これだけで十分です。
絞りが開放じゃないとぼけないと思われがちですが、望遠レンズは圧縮効果が働きます。
そのため、F5.6とかでも全然ぼけるので問題ありません。
マニュアルモードでは、シャッタースピードを変えれば明るさが変わります。
ちょうどいい明るさになるシャッター速度を探して、そこで固定すればOKです。
躍動感ある写真に仕上げるなら、明るくなりすぎないように注意してシャッター速度を遅くします。
シャッター速度を遅くする流し撮りを使えば、動きのある写真も撮れます。
流し撮りのやり方と設定方法


一眼レフで流し撮りした新幹線の写真
シャッタースピードをあえて遅くして、動きのある写真を撮るためのテクニックに『流し撮り』というものがあります。



わかりにくいのでイメージを作ってみると、


一眼レフで流し撮りをするやり方のイメージ
動いている被写体に向かって、体を進行方向へ動かしながらシャッターを押すというもの。
シャッター速度が間違っていると、一発で手ぶれ写真になってしまいます。
でも、うまくきまれば躍動感ある写真が撮れます。



運動会写真の成功のコツは、シャッタースピードと連写


運動会の撮影で成功するコツ
一眼レフはスマホやコンデジと比べると、ピント合わせがシビアです。
運動会などの大事なシーンでの撮影は、特に連写でとにかくいっぱいシャッターを切ることが重要。



明るさや色味は後からでも調整することはできますが、ピンボケ写真は修整できません。
一眼レフのドライブモードの設定を低速連写か高速連写に設定して撮れば、安心です。
失敗したピンボケ写真の例


一眼レフで運動会の撮影をしたが、失敗したピンボケ写真
これは以前に僕が実際に撮影したピンボケ写真の失敗例。
シャッタースピードが追い付かず、なかなかひどい写真になっています。



かけっこなどは特に一瞬の出来事になるので、1枚にかけてシャッターを狙うのは危険。
1枚だけにかけていると、このように失敗するリスクが高いので注意が必要です。
シャッタースピードを速くした場合の写り方


シャッター速度を速くして撮影した運動会の写真
絞り優先モードを使うとシャッター速度は上がるため、手ぶれのリスクは減ります。
シャッター速度が速いため、動きのない写真になりがちですが、望遠端で撮れば問題ありません。
一方、シャッター速度優先モードで撮るとどうなるのかその違いを見てみましょう。
シャッタースピードを遅くした場合の写り方


シャッター速度を遅くして撮影した運動会の写真
シャッター速度を遅くすると、このように動いているような写真が撮れるようになります。
手や足だけがぶれているため、走っている感じが伝わり、かなり躍動感ある写真に仕上がっていると思います。
モデルとなる被写体にはピントを合わせながら、足や手などの部分はわざとぶれさせましょう。
この方が走っているというシーンが伝わりやすいですよね。



この撮影テクニックを応用すると、背景が動いているように撮影することもできます。
運動会の撮り方【まとめ】
一眼レフで運動会撮影をする時の撮り方は、実はそれほど難しいものではありません。
ただ、運動会は1年に1回しかないので、失敗はしたくないもの。
だからこそ、運動会前にはしっかりとカメラの設定は把握しておきましょう。
当日にカメラの設定で迷っていたら、大事な場面を撮り逃してしまうことも考えられます。
運動会は設定と経験が命です。
大事な子供の写真を最高の画質で残してあげてください。
おすすめレンズは、『運動会用の望遠レンズの選び方』もチェックしてみてくださいね。