僕が一眼レフを買ったきっかけは子供が生まれたことでした。
子供が生まれると、我が子の成長を少しでも写真に残してあげたいと思うのが親というものです。
ただ、僕には一眼レフを買ってもどうもうまく撮れない時期がありました。
この記事では、一眼レフデビューした当時の僕が失敗してきたことをもとに、赤ちゃんの撮影のコツをまとめました。
これから一眼レフを買おうと迷っている方、買ったけどうまく赤ちゃんが撮れない方向けに書いています。
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一眼レフで赤ちゃんを撮影する時にあるといいレンズ
キットレンズでも赤ちゃんは撮れますが、限界があります。
僕が昔うまく撮れなかったのは、キットレンズでがんばっていたからかもしれません。
手っ取り早くきれいに撮るためには、レンズが必要です。
値段も安く書いやすい赤ちゃん撮影用のレンズをご紹介します。
背景をぼかしやすい単焦点レンズ
赤ちゃんはふんわり柔らかいイメージで撮ると、より雰囲気が出てきれいに撮れます。
背景をぼかして撮るために、単焦点レンズを1本持っておくと便利です。
キヤノンで値段の安い単焦点レンズ
キヤノンのカメラで単焦点レンズを考えるなら、値段と画質のバランスが取れたシグマのレンズがベストです。
純正でも問題ありませんが、ちょっと高いので僕は買いません。
以前70Dで使っていて良かったレンズがこちらです。
APS-Cで使っても、46mmと使いやすい画角で赤ちゃん以外にも使えます。
F1.4なのでぼけ量も大きく、少し暗い場所でも対応できるところが魅力です。
ソニーEマウントで値段の安い単焦点レンズ
ソニーのEマウントのレンズは高いですが、中でも安めの単焦点レンズをセレクトしました。
35mmと使いやすい画角のツァイスレンズで、画質も評判のレンズです。
APS-Cで使っても50mmのため、カメラを選ばず使える万能レンズと言えます。
手などをアップで撮影できるマクロレンズ
赤ちゃんの手や足だけを切り取るのも、雰囲気あるおしゃれな写真になります。
手や足などパーツを大きく撮るには、マクロレンズが必要です。
キヤノンで値段の安いマクロレンズ
キヤノンの入門マクロレンズは、35mmのF2.8が安くておすすめです。
APS-Cのみですが、初マクロなら値段も安く単焦点レンズとしても使えるため損はありません。
ソニーEマウントで値段の安いマクロレンズ
EマウントはGMとかGレンズ中心になってきますが、マクロレンズなら安いレンズも用意されています。
フルサイズにも対応しており、設計も新しい50mmのマクロが安いです。
ただ、マクロレンズは他に使い道も少ないので単焦点1本あれば十分です。
一眼レフで赤ちゃんを撮影する時におすすめの撮影モードと設定
一眼レフで赤ちゃんを撮る時は、カメラの設定も大切です。
オートモードでも撮れますが、なかなか狙ったイメージで撮ることはできません。
ここでは、赤ちゃん向けの一眼レフの設定をご紹介します。
まず大前提として、カメラの撮影モードは絞り優先モードかマニュアルにしますが、簡単な絞り優先モードから試してみてください。
絞り(F値)は開けて開放で撮る
赤ちゃんを撮るのに一番重要なのが、絞り(F値)です。
絞りを開いて撮ると背景がぼけやすくなるので、覚えておいてください。
ズームレンズは、ズームするとF値が絞られてしまうため、F値固定の単焦点レンズを使いましょう。
やり方は簡単で、モードを絞り優先にして、F値のダイヤルをまわすだけです。
背景が明るいと露出オーバーになってしまうため、明るさは露出ダイヤルで調整してください。
ピント合わせは『中央』を使う
オートフォーカスのピント合わせは、測距点の設定で合わせます。
測距点はゾーンやワイドなどいろいろありますが、赤ちゃんは動くことも少ないため、中央1点がベスト。
ピントの枠は狭いですが、ちゃんと合わせればバッチリピントは合います。
どうも合わないなと感じた時は、絞りの値を少し絞ってみてください。
露出設定は明るめがベター
赤ちゃんは柔らかくふんわりしたイメージがよく似合います。
そのため、カメラ側の露出は明るいくらいがいい感じです。
やりすぎると露出オーバーになりますが、露出+0.7〜1.0にして撮るとより透明感あるイメージで撮れます。
あえて明るく撮るハイキー設定で撮っても、いい感じです。
一眼レフで赤ちゃんの撮影を成功させるコツ
一眼レフで赤ちゃんをうまく撮るには、カメラの設定と環境も必要です。
自然体の赤ちゃんをきれいに撮るために、大切なことをいくつかまとめました。
まず、赤ちゃんをきれいに撮るには、夜より昼を選んでください。
あえて逆光を入れるとふんわり柔らかい印象になる
赤ちゃんの肌をよりきれいに写すには、逆光を入れてみましょう。
普通のカメラだと逆光は敬遠されがちですが、一眼レフは逆光でも問題なく撮れます。
逆光で撮る際は、赤ちゃんの顔が隠れてしまわないように横顔から始めると失敗しにくいです。
露出オーバーにも注意しながら、試してみてください。
夜よりも昼間の自然光の方が成功しやすい
赤ちゃんの肌の色をきれいに出すためには、自然光は必須です。
夜は電球や蛍光灯で、赤ちゃんの肌の色がうまく写せません。
窓から木漏れ日がさすくらいが一番きれいに肌色が出ていい感じです。
赤ちゃんの目線を外して撮影してみる
赤ちゃんはまだポーズを取ることができませんよね。
まして、生まれたての赤ちゃんは目も見えていないため、カメラ目線に合わせることは難しいです。
そんな時は、赤ちゃんの目線をあえて外して撮ってみるのもおすすめ。
三分割構図で画面の左右に赤ちゃんを配置すると、自然に反対側にスペースができます。
グリッド表示を出していればわかりやすいので、試してみてくださいね。
赤ちゃん撮影用におすすめの一眼レフカメラ
赤ちゃんを撮るのに特別なカメラが必要ということはありません。
基本的に一眼レフやミラーレス一眼なら問題なく撮影可能です。
ただ、いくつか条件はあるので、まとめておきます。
- センサーはできたらAPS-C以上
- 背面液晶が可動タイプ
- AF測距点が多い
カメラのイメージセンサーは、赤ちゃんが大きくなってからも使えるようにAPS-C以上を買っておきましょう。
ローアングルからも撮れるようにチルトやバリアングルタイプの液晶だと便利です。
あとはピント合わせがしやすいので、AF性能も要チェック。
測距点が多いカメラはそれだけピントの範囲が広いので、安心です。
これらの条件を揃えており、値段も安いカメラをご紹介しておきます。
キヤノンの赤ちゃん撮影用一眼レフ
キヤノンなら、EOS Kiss Mを選べば間違いありません。
ミラーレスですがAPS-Cなので画質も良く、女性でも軽くて持ちやすく人気のカメラです。
ミラーレスではなくレフ機がいいという方は、EOS Kiss シリーズがおすすめです。
X9iはエントリーモデルの中ではスペックも高く、他にも十分使えます。
ソニーEマウントの赤ちゃん撮影用一眼レフ
ソニーはミラーレスメインの商品が中心です。
APS-Cで検討するなら、型落ちで安く買えるα6300が最適。
予算に余裕がある方はα6400の方がいいですが、赤ちゃんを撮るなら動体に強くなくてもいいのでα6300でOKです。
フルサイズがいいという方は、α7 Ⅲが文句なしにおすすめ。
AFの測距点などフラッグシップモデルのα9とα7R Ⅲのいいとこどりの人気機種です。
ちなみに僕はこれを使ってます!
一眼レフで赤ちゃんを撮影してみた
試しに僕が赤ちゃんを撮った時の写真をご紹介します。
まだカメラに詳しくなかった時に撮ったものですが、それでもこれくらいは撮れるよという感じで見てください。
絞りはF2.8・絞り優先モード、晴れた日に家の中で露出高めで撮りました。
α7 ⅡでレンズはSEL55F18Zを使用しています。
これもF2.8・絞り優先モード、同じ条件で撮った写真です。
右側から撮ればいい感じに逆光が映えたと思いますが、この時はわかりませんでした。
同じく、α7 ⅡでレンズはSEL55F18Zを使用しています。
一眼レフの赤ちゃん撮影【まとめ】
一眼レフがあれば、赤ちゃんの写真も見違えるように撮れます。
ただ、単焦点レンズや必要最低限のカメラの設定は必要です。
カメラの設定はそんなに難しくないので、いろいろと試してみましょう。
もし、あなたが今キットレンズでがんばっているなら、この機会に単焦点レンズを検討してみてください。
単焦点レンズに変えるだけで、びっくりするほどきれいに撮れます。