一眼レフ初心者のみなさん、お待たせしました。と、言いたくなるほどナイスにパワーアップして発売された新型Canon製一眼レフ2機種を紹介します。
EOS9000DとEOS Kiss X9iの2機種です。
EOS9000Dについては、発売前は77Dとかいろんな情報が噂されていましたが、4桁シリーズの8000Dの後継機種として発表、またEOS Kiss X9iはKissシリーズのハイエンドモデルとして発売されました。
どちらも位置付けとしては、エントリーモデルですが、スペックを調べていくと、もはやこれミドルクラスやなって感じです。
これから一眼レフを始めるという初心者の方から、慣れた中級者の方までバッチリ対応できるEOS9000DとKiss X9iを前機種と比較しながら紹介していきたいと思います。
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EOS9000Dの詳細
外観は前機種のEOS8000Dと大きくは変わりませんが、サブディスプレイやオートフォーカスボタン、操作ダイヤルなど、操作性を良くするための工夫がかなりされています。
これらの変更はミドルクラス一眼レフ向けの仕様と言っても過言ではありませんね。エントリーモデルには使われないものばかりです。
過去モデルの70Dや80Dクラスには全てついている機能ばかりですが、エントリーモデルでついたのはおそらく9000Dが初めてです。
気になる値段は?
EOS9000Dの気になる値段は、ボディ単体で10万円前後、レンズキットで買うと13万ほどになります。
EOS9000Dボディのみ 10万円前後
ダブルズームキット(EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM+EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM) 12万円前後
18-135USMキット(EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM) 13万円前後
エントリークラスの値段とは言い難いですが、その性能には眼を見張るものがあります。では、早速EOS9000Dの実力を前機種のEOS8000Dと比較しながら見ていきましょう。
EOS9000Dのスペック
基本的なスペックについては、EOS8000Dとほぼ同じです。良くなっているところのみを比較表でまとめてみました。
有効画素数約2420万画素のAPS-Cセンサーを搭載したエントリークラスの一眼レフというのは8000Dをそのまま踏襲しています。
EOS8000D | EOS9000D | |
---|---|---|
映像エンジン | DIGIC 6 | DIGIC 7 |
動画フレームノート | 30p | 60p |
タイムラプス動画 | なし | 撮影可能 |
AF(ライブビュー) | ハイブリッドCMOS AF | デュアルピクセル CMOS AF |
連写機能 | 最高約5.0コマ/秒 | 最高約6.0コマ/秒 |
ISO感度 | 100〜12800 | 100〜25600 |
AF(測距点) | 19点 | 45点 |
Wi-Fi機能 | Wi-Fi | Wi-Fi+Bluetooth |
撮影可能枚数 (ファインダー) | 550枚 | 820枚 |
質量(本体のみ) | 520g | 493g |
フォトギャラリー
EOS Kiss X9iの詳細
ファミリーモデルとして発売されているEOS Kissの最上位機種になります。
Kissシリーズと言うと、どうしても初心者向けで何か物足りないなって思いがちですが、今回のモデルはファミリーモデルにしては群を抜いた高スペックになっています。
バリアングル液晶など外観上は大きな変化はありません。このモデルに関しては、機能が大幅にグレードアップしています。
気になる値段は?
EOS Kiss X9iは、9000Dと比べると値段は少し安めの設定になっています。
EOS Kiss X9i ボディのみ 9万円前後
ダブルズームキット(EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM+EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM) 12万円前後
18-135USMキット(EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM) 13万円前後
ファミリーモデルとしては、かなりの値段でハイエンド機であると言うことが良くわかりますね。ファミリーモデルですが、バカにできません。
EOS Kiss X9iのスペック
基本的なスペックを前機種のEOS Kiss X8iと比較しながらまとめてみました。
記載がない項目は前機種と変わっていません。こちらの機種も9000Dと同じく、有効画素数約2420万画素のAPS-Cモデルとなります。
EOS Kiss X8i | EOS Kiss X9i | |
---|---|---|
映像エンジン | DIGIC 6 | DIGIC 7 |
動画フレームノート | 30p | 60p |
タイムラプス動画 | なし | 撮影可能 |
AF(ライブビュー) | ハイブリッドCMOS AF | デュアルピクセル CMOS AF |
連写機能 | 最高約5.0コマ/秒 | 最高約6.0コマ/秒 |
ISO感度 | 100〜12800 | 100〜25600 |
AF(測距点) | 19点 | 45点 |
Wi-Fi機能 | Wi-Fi | Wi-Fi+Bluetooth |
撮影可能枚数 (ファインダー) | 550枚 | 820枚 |
質量(本体のみ) | 510g | 485g |
比較表を見ればわかりますが、EOS9000Dと改良点が全て同じなんですね。数値も質量以外は全て同じです。
つまり、EOS9000Dとほぼ同等のスペックを持っていると言うことになります。もはやファミリーモデルの域ではありませんね笑
フォトギャラリー
2機種に共通する初心者向け機能
今回のモデルチェンジで初心者向けのおすすめ機能が2機種に実装されました。
カメラ自体のインターフェースがかなりわかりやすくなっています。
Photo Credit:capa cameranet
液晶画面に出てくる操作画面(UI)が一新されました。
X9iは初心者向けのわかりやすい設定画面がデフォルトで設定されており、対して9000Dは少し慣れた方向けの画面が初期設定となっています。
面白いことにこれは手動で入れ替えることができるんです。
X9iでも9000Dのデフォルトの画面を使うことができるので、初心者画面に慣れたら、違う画面を出して使うことができます。ステップアップする際にはいい機能ですよね。