一眼レフは重いです!iPadを首からぶら下げているのと同じようなものです。
一般的に高画質と言われるAPS-Cセンサー以上の一眼レフは、カメラ本体だけでもそれなりの重量があります。
せっかく買っても、持ち運びしなければ宝の持ちぐされになってしまいます。
購入当初、一眼レフが重くて持ち運びがだるいと思っていた僕が、昔の経験をふまえて少しでも持ち運びしやすい重くないおすすめ一眼レフの選び方から、肩こりを減らす工夫や技を解説します。
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カメラで首が痛くなる原因は一眼レフが重いから
カメラで首が痛くなったり、肩こりになるのは根本的に一眼レフが重いことにあります。
一眼レフはコンデジやスマホと比べると、格段に高画質でボケのきいたいい写真が撮れますが、重さだけはどうしようもありません。
カメラの原因以外の肩こり対策は後述しますが、まずは首への負担の少ないカメラ選びが大切です。
一眼レフの重さを身近なもので比較
参考までに、一眼レフがどのくらいの重さなのかをエントリークラスからハイエンドクラスの一眼レフまでを比較してみました。
重さの比較はキヤノンの一眼レフで、それぞれのクラスで代表的なモデルで比べました。
ジャンル | 機種名 | 重さ |
エントリー | EOS Kiss X9i | 532g |
スタンダード | EOS 9000D | 540g |
ミドル | EOS 6D Mark Ⅱ | 765g |
ハイエンド | EOS 5D Mark Ⅳ | 890g |
ミドルクラスのフルサイズ一眼になると、カメラ単体でも800g近い重さがあります。
そこにレンズの重さが加わるので、軽く1kgは超えてきます。
1kgと聞いてもなかなかイメージがわかないと思うので、身近なもので比較してみましょう。
ジャンプ→700g
iPad Pro →713g
僕も調べてみてわかったのですが、ジャンプやiPad Proを首からぶら下げていると思うと、そりゃ重いです。
仮に望遠レンズなど重量級のレンズをつけたら、カメラとレンズで2kgを超えることもあります。
重い一眼レフを首からぶら下げるのは実は危険
純正のストラップにある話ですが、一眼レフを首から下げているのは体にはかなり負担がかかります。
レンズも合わせて1kg近い重量物を首から長時間ぶら下げているのは、よくよく考えると危険な行為なんです。
そのため、できる限り負担の少ないカメラ選びと使い方を工夫する必要があります。
スマホのカメラを使うのもアリ
毎回どこかへ行くときに一眼レフを持ち歩くわけじゃないですよね。
ちょっと出かけた時や今撮りたい!と思っても、一眼レフ持ってないことってよくある話です。
そんな時に活躍してくれるのがスマホのカメラです。
最近のスマホカメラは性能がすごいよくて、高画質で撮れる機種がたくさん発売されています。
実際にスマホと一眼レフの画質や写り方を比較してみました。
スマホカメラの画質の良さを見てみてください。
重くなくて持ち運びしやすい、でも機能性の高いおすすめの一眼レフ
首への負担が少ない一眼レフは、機能の少ないエントリーモデルを選べばいいのですが、長く使うことや撮りたい写真が撮れないストレスに悩むことを考えるとおすすめはできません。
首への負担が少ない一眼レフを選ぶ基準を考えてみました。
- 首への負担が少ない重さ
- 初心者から中級者まで使える機能性
- グリップ部が持ちやすい
まず軽いことが一番大切です。その他にも長く使えて、手で持った時に持ちやすいグリップ構造になっているかどうかで選びます。
カメラの重量は540gしかないのに、AF性能や高感度耐性は上位モデルのEOS80Dよりも優れています。
軽くて高性能な一眼レフを探している方には特におすすめの1台です。
エントリーモデルと位置付けされるEOS9000Dでも、こんな写真が撮れます。
十分すぎるカメラですよね。これでレンズを合わせて10万くらいの値段で買えるんですからキヤノンさんすごいです。
値段の比較をするとき、楽天市場は意外に安い値段で売っているショップがあるのでチェックしておくのがおすすめです。
アマゾンに比べて、タイムセールやお得に変えるタイミングが多いので比較検討の際は見てみてください。
重い一眼レフの持ち運びをしやすくする方法
軽めの一眼レフを選んでも、まだそれでもカメラは重いので肩こり対策は必要です。
ストラップや持ち方、支えを使ってみるだけで重い一眼レフで肩こりの悩みは減らすことができます。
首が痛くならない斜めがけストラップ
まずは、純正ストラップを変えてみましょう。
首から直接700gをぶら下げているのは、どんな人でも正直きついです。首は人間の体の中で最も重いとされる頭をたった1本で支えているわけです。
だからそこまで強くないんです。
猫背の人が首を痛めてしまうのも、頭を下に向けてしまう姿勢の悪さからきています。
首からかけずに斜めにかけるタイプのストラップなら、首や肩への負担も軽減できます。
僕が日頃から使っているおすすめストラップはこちら。
グライドワンの速写ストラップですが、見た目もカッコよくて、肩パッドも入っているので肩への負担も軽くできます。何より斜めがけができるのが一番のメリットです。
三脚穴に取り付けるため、ぶら下げるとレンズが下向きになり、カメラのレンズ保護にも貢献してくれます。
まさにいいことづくめのストラップです。
一眼レフのおしゃれストラップは他にもあるので、こちらの記事も参考に選んでみてください。
撮影時に一脚を使ってみる
これも意外と気づかない人が多いので、おすすめの技です。
20分くらい一眼レフを持ち運ぶような時には、一脚を利用しましょう。
カメラを地面に接地させるので、体の負担はほぼ無くなります。最近は小さい一脚も出てきているので、持ち運びが面倒ということも無くなりました。
僕が普段から愛用しているおすすめの一脚を紹介します。
ベルボン製の一脚ですが、コンパクトなわりに使い勝手も良い万能選手です。
商品の詳細レビューはULTRA STICK SUPER8で解説しています。
ハンドストラップと併用する
いくら斜めがけのストラップに変えても、首や肩からかけているのには変わりはありません。
根本的に解決するためには、手と肩掛けを交互にすることでさらに負担を減らすことができます。
JJCのハンドストラップなら、取り付け部がストラップホールで、先ほど紹介した斜めがけストラップと取り付けがかぶることもないので同時に2つ使うことができます。
1000円くらいで買えてしまうコスパの良さもヤバい。
長時間の撮影になることがわかっている場合は、ネックストラップと合わせて持っていくことで、首や肩だけに集中して負担がかかりません。
重い一眼レフの持ち運び【まとめ】
一眼レフで実際に肩こりになった僕が考えた肩こり対策です。
たいしたことないって思いがちなんですが、意外に効果はあります。
一眼レフは、やはり持ち運びしていろいろ撮ってナンボのものなので、重い機種を選んでしまうだけで持ち運びでストレスになってしまいます。
ストレス社会で肩こりに悩む人も多いこのご時世。趣味の世界だけでもストレスフリーで楽しみたいですよね。
ちょっとしたことで変わることもあるので、もし肩こりにお悩みの一眼レフユーザーの方は、一度試してみて下さいね。