最近よく思うんですが、今のスマホで撮る写真すごくないですか?
普段僕はソニーのα7 Ⅲを使っているんですが、iPhone XSで撮った写真で十分じゃないかと思える時があります。
もちろん、フルサイズの画質と比べるのは論外です。
気になって撮り比べしてみると、スマホでも十分すぎる写真が撮れて驚きました。
普段、一眼レフで撮る巨大なサイズでプリントすることってあまりないんですよね。
この記事では、スマホと一眼レフの写り方の違いや一眼レフのサブカメラにも使えるスマホのおすすめ機種をまとめました。
スマホの機種変でお悩みの方には特に参考になる内容なので、ぜひ参考にしてみてください。
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普通に写真プリントするならスマホで十分
みなさん一眼レフの方が絶対いいよ!っておっしゃるんですが、僕はそうも思いません。
確かに、一眼レフの方がいろんな写真が撮れますし、確実にきれいに撮れます。
でも、常に持ってるわけじゃないですし、手軽さに欠けますよね。
iPhone 6S以降なら1200万画素でiPhone XSと画素数は変わりません。
1200万画素で撮影すると、4032×3024のサイズになり、一般的な300dpiで印刷すれば約33.6cm x25.2cmです。
普通印刷するのってだいたいハガキサイズくらいですよね。
最新の機種になれば、カメラの性能も上がっているので正直なところ、一眼じゃなくても十分じゃないかと僕は思ってます。
一眼レフの強みは望遠レンズが使えること
ただ、スマホのカメラが一眼レフに絶対勝てないところが1つだけあります。
それは、スマホは望遠レンズが苦手な点です。
クリップ式の望遠レンズがありますが、シャッタースピードを固定できないため、手ぶれしやすくなります。
せっかく望遠で来ても、ぶれてたら意味がありません。
一眼レフでも望遠側で撮影すると、かなり手ぶれしやすくなります。
それがスマホになれば、さらに手ぶれの可能性も上がります。
望遠側の撮影だけが唯一スマホでは難しいんです。
一眼レフとスマートフォンの違いを比較
一眼レフとスマホの違いをざっくり分けて紹介すると、下記の3つになります。
- イメージセンサーのサイズ
- カメラの画素
- 大きさ・重さ
具体的に両者の違いを比較していきます。
イメージセンサーのサイズが違う
画像引用:イメージセンサーの種類をサイズ別に比較
全てのカメラには、イメージセンサーが組み込まれています。
イメージセンサーはサイズが大きくなればなるほど、高画質で撮ることができます。
一般的な最近のスマホのカメラは、1/2.3型が主流です。
エントリーモデルのAPS-C一眼レフと比較しても、その差は歴然ですよね。
A3以上のポスターなど大きいサイズでプリントする場合は、圧倒的に一眼レフが有利であることがわかります。
カメラの画素が違う
次にカメラ自体の画素数を比較してみましょう。
フルサイズとAPS-Cの一眼レフとスマホのカメラの画素の平均値を比較してみました。
ソニーの一眼レフとiPhoneで比べています。
- フルサイズ→ソニーα7 Ⅲ
- APS-C→ソニーα6400
- スマホ→iPhone XS
一眼(フルサイズ) | 一眼(APS-C) | スマホ |
2420万画素 | 2420万画素 | 1200万画素 |
比較してみると、一眼レフは画素自体はフルサイズもAPS-Cも変わりません。
スマホは、約半分くらいの画素になっていることがわかります。
スペックだけを見ると、一眼レフすごいってなりますが、実はそうでもありません。
あとで紹介しますが、最近のスマホのカメラ性能はすごいです。
一眼レフみたいに背景をぼかしたりできますし、初心者でもそれなりの写真が撮れるところが魅力!
大きさ・重さが違う
決定的に違う点は、やはり大きさです。
一眼レフはミラーレスでもレンズを合わせると、それなりにかさばります。
でも、スマホはいつでもポケットやカバンに入ります。
それでいて、それなりの画質できれいに撮れるのはスマホならではのメリットですよね。
一眼レフを持ってない時に撮りたい景色に遭遇したら、スマホしかありません。
いつでもきれいに撮れるスマホのカメラは正直最強だと思ってます。
実際にiPhone XSとソニーα7 Ⅲで撮った写真を比べた
実際にiPhone XSとフルサイズの一眼レフの画質の差を比べてみました。
撮影で使った機材は、以下の2つです。
- スマホ→iPhone XS
- 一眼レフ→ソニーα7 Ⅲ
風景、近接撮影で何パターンか撮り比べてみました。
α7 Ⅲにつけたレンズは、タムロンのA036(2875mm F2.8)です。
広角で風景を撮影した写真
広角(24mm〜28mm)で近所の風景を撮り比べてみました。
2つの写真を見比べると、iPhoneの方がコントラストと彩度が強くなっていることがお分かりいただけると思います。
一眼レフはRAWという生データで撮れるので、色の具合などを後から編集することができます。
ただ、iPhoneでも十分すぎるくらいきれいですよね。
近くで撮影した写真
今度は、少し近くのものを探して撮ってみました。
この写真は朝の8時半頃に撮ったんですが、iPhoneの方は全体的に色が明るめに写っています。
一眼レフの方は、目で見た感じの色合いに近くなっています。
もちろん、RAWデータで撮っていれば、後から色味などを補正することも可能です。
背景をぼかして撮影した写真
次に背景をぼかして撮影した写真を比べてみます。
一眼レフの方はF2.8、iPhone XSはポートレートモードと普通のモードで比べてみました。
一眼レフもiPhoneもあまり違いがわからないですよね。
ただ、拡大してみると違いがよくわかります。
そこで、撮影した写真を拡大して比較してみます。
背景をぼかした写真のアップで比較
撮影した桜の写真を拡大してみました。
拡大してみると、ぼけ方が違うことがわかります。
やはり一眼レフの方がセンサーサイズが大きいため、ぼけ方がきれいですよね。
ただ、ここまで拡大しないとわかりにくいのも事実。
普段使いでここまで撮れたら正直十分かなと思いました。
一眼レフにひけをとらないスマホのおすすめ機種
一眼レフとよく似たレベルの写真が撮れるスマホを機種別に紹介します。
iPhoneとAndroidの2種類でおすすめの機種をまとめてみました。
iPhoneのおすすめ機種
まずはiPhoneのおすすめ機種からご紹介します。
iPhone6s以降は、カメラの解像度と有効画素数は変わっていません。
ただ、やはり後から発売された機種はカメラの性能が上がってきています。
iPhone XS
画像引用:ドコモオンラインショップ
- 望遠(光学2倍ズーム)が使える
- ポートレートのライティング5種類
- 被写界深度(背景ぼけ)調整
- センサー改良で暗い所に強い
iPhone XSはiPhoneのフラッグシップモデルです。
iPhone Xから採用されたポートレートモードも改良されており、より自然なぼけ具合で撮影ができます。
ドコモなどのキャリアで買えば継続割があるので、安く買えてお得です。
iPhone XR
画像引用:ドコモオンラインショップ
- ポートレートモード搭載
- 被写界深度(ぼけ具合)が調整可能
- 自動手ぶれ補正
iPhone XRはXSの廉価版だと言われていますが、実はカメラ機能はほとんどXSと変わりません。
XSのカメラと違う点は、2つだけです。
- 光学ズームがない
- ポートレートライティングが3種類
あとのカメラ性能は、iPhone XSと変わりません。
先に紹介した2つの機能にこだわりがないなら、XRは安く買えるのでおすすめです。
【ドコモユーザー限定】iPhone 7ならさらに安く買える
意外に知らない人もいるのですが、ドコモがやっている『docomo with』ならさらに安く買うことができます。
docomo withは、対象機種なら機種代金から毎月1500円値引き特典が受けられます。
今まではiPhoneはありませんでしたが、iPhone 7が対象機種になりました。
対象機種は他にもあるので、興味ある方は見てみてください。
ドコモで安く買うならおすすめ
Androidスマホのおすすめ機種
次に、Androidでカメラ性能が高いおすすめ機種をご紹介します。
調べていて、僕がいいなと思った機種はXperia系とGalaxy系です。
iPhoneにはついてない独特の機能がたくさんついているのがAndroidの強みです。
Xperia系
僕が普段使っている一眼レフもソニーですが、ソニーのカメラはセンサーがいいです。
ソニーが作っているXperiaも同様です。
中でも、値段と性能バランスがいいおすすめ機種を2つ選びました。
Xperia XZ3(SO-01L)
画像引用:ドコモオンラインショップ
- ソニーαのセンサー技術を流用
- マニュアルモードの撮影が可能
- フォーカス位置調整
Xperiaの中ではフラッグシップモデルのSO-01L。
XZ2とカメラの性能はインカメラの画素数以外は変わりません。
ただ、XZ2に加えて、下記の機能がついてきます。
- ハンドシャッター(ピースなどをすれば自動でシャッターが切れる)
- ポートレートセルフィー(自撮りでポートレートモード)
強力な手ぶれ補正や連写機能は、他のカメラにはない強みです。
4K動画やスローモーション撮影など、静止画だけでなく動画でも国産ならではのおもしろい機能もたくさんあります。
Xperia XZ2(SO-03K)
画像引用:ドコモオンラインショップ
- ソニーαのセンサー技術を流用
- シャッタースピード13段階調節可能
- 子供に便利な先読み撮影
カメラ自体の性能は上位機種のXZ3とほとんど同じです。
インカメラが1320万画素から500万画素に落ちるくらいで、あとは同じスペックとなっています。
ハンドシャッターやポートレートセルフィーが必要なければ、XZ2の方がかなり安く抑えられます。
浮いた分でカメラ用の貯金をするのもありですね。
GalaxyS9 (SC-02K)
画像引用:ドコモオンラインショップ
- 背景ぼかし調節機能
- F値を自動切り替え
- 光学式手ぶれ補正
Galaxyにしかないのが『デュアルアパチャー』と呼ばれる機能。
暗いところと明るいところをカメラが判断して、F値を自動で切り替えてくれます。
明るさに応じて適正露出を決めてくれるので、カメラ任せでも十分きれいに撮れます。
かなり高性能なのに、値段はかなり安くなってきています。
上位機種のGalaxy S9+になると、カメラと手ぶれ補正がデュアルになり、ライブフォーカス機能がついてきます。
スマホと一眼レフの比較【まとめ】
最近のスマホのカメラはかなり高性能になってきており、一眼レフばりの写真も撮れます。
さらに、スマホなら設定などを特に気にすることなく簡単に撮れるところも魅力です。
今は、ケータイショップに並ばなくてもネットから機種変更ができます。
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