僕は一眼レフを初めて買って今まで3台目ですが、2年以上使ったことがありません。
一般的に、一眼レフの寿命は10年以上もつと言われています。
結局は新しい性能などに惹かれて、僕は3年以内には買い替えてきました。
結論、早いスパンで買い替えるか長く使うかのどちらかだと思います。
この記事では、一眼レフの寿命や買い替えを検討する時期についてまとめました。
メーカーの保守期間や部品の劣化等、客観的なデータをもとにご紹介します。
一眼レフの寿命は普通に使えば10年以上
デジタル化したとは言え、一眼レフはちゃんと管理していれば10年以上は使えます。
落としたり、カビが生えたりしない前提ですが、基本的に数年で壊れるものではありません。
数年で使えなくなってしまう原因で考えられるのは、3つくらいです。
- カメラ内部にカビが生える
- 高いところから落としてしまった
- 水濡れした
シャッター回数や電子部品の故障などは、普通の人なら2〜3年で来ることはありません。
扱い方が雑だったり、日頃のメンテナンスができていないと数年で修理行きになる場合はあります。
一眼レフで故障・劣化する可能性がある部品は主に3つ
一眼レフを使っていて、故障したり劣化したりする部品はいくつかあります。
中でも、特に使用に直結するであろう部品は3つ。
- シャッターユニット
- バッテリー
- センサー部
ここから、1つずつ詳しく解説していきます。
シャッターユニット
一眼レフには耐用シャッター回数たるものが決められています。
メーカーによって変わりますが、普通に使っているならそう簡単に届くものではありません。
- エントリー機→10万回
- ミドルクラス機→15〜20万回
- ハイクラス機→40〜50万回
シャッター回数を調べる場合は、ショット数.comに撮影したJpeg写真をアップすればわかります。
この回数が、シャッターユニットの交換目安時期です。
バッテリー
バッテリーに関しては、使用する頻度にもよります。
ほとんどの一眼レフが充電池なので、10年持つとは限りません。
充電する回数や充電のやり方によっても変わってくるため、個人差が出てきます。
純正品でも数千円出せば買えるので、充電しても電池がもたないといった場合は寿命の可能性があります。
センサー部
日頃の保管方法や使い方によっては、カメラのセンサー部が結露してカビが発生することがあります。
カメラ内部にカビが生えてしまうと、写真を撮った時にくもったりするのでいいことはありません。
メーカーに修理依頼することになり、数万円の修理代がかかることもあります。
梅雨や屋外との気温差がある時期は、結露しやすいので注意が必要。
日常のカメラの保管方法も正しく理解しておきましょう。
一眼レフの買い替えを検討する時期はどのタイミング?
普段一眼レフを使っている人たちが買い替えを検討する時期について、カメラ好きの知り合い数人に聞いてみました。
人によって長く使う・定期的に買い替えるという2つのパターンが多かったです。
ただ、共通していたことが4つあったので、ご紹介します。
使っている一眼レフの後継機が発売される時
一番多かったのは、今使っているカメラがモデルチェンジで変わるタイミング。
α7 RⅢがα7 RⅣに変わるとかのタイミングですね。
少しだけのマイナーチェンジの時もあれば、α7 Ⅱ→α7 Ⅲのようにがっつり見直されて強化される時もあります。
大きくスペックアップした時は、買い替えを検討する人が多数でした。
モデルチェンジがわかった時点で、早めに買取屋で値段を調べておくと高く売れる時期を逃さずにすみます。
新しい一眼レフが欲しくなった時
スペックに満足していても、人間新しいものが出たら欲しくなりますよね。
特に、デジタル系の商品なら尚更です。
日本の技術の進歩は毎年すごいので、今までにない新しい機能が追加されたりします。
定期的にカメラの買取業者に見積もりして、今も高く売れるタイミングを調べ中です。
カメラの買取屋さんが一番高く買い取ってくれたので、今でも査定の時は使っています。
シャッターやセンサーなど大掛かりな修理になった時
シャッターユニットやセンサー部の交換など、大掛かりな修理が必要になった時も買い替えのタイミングになりやすいです。
簡単な修理なら安く抑えられますが、基本的にメーカーに修理に出すと高いもの。
調査して、そこから修理となった場合は、さらにお金がかかります。
シャッターユニットの交換だけでも2万円近い出費が必要。
この先も長く使っていくなら仕方ありませんが、他の部品が劣化してくることも考えられるので慎重に考えたいところです。
カメラメーカーの製造保守期間が満了する時
一眼レフにも家電同様に、メーカーが修理や保守用の部品を保管する期間を定めています。
保守期間が終わると修理対応自体ができなくなるので、その先使い続けるかを決める大事なタイミングです。
ただ、保守期間が終了となる=長期間なので、その時期に壊れる部品は中心部分が多くなる確率が上がります。
修理内容によってはサポートが受けられないため、注意が必要です。
主要な一眼レフの部品の保守期間は10年前後
一般的に、一眼レフの保守期間は7年と言われていますが、気になってキヤノンのカメラをいくつか調べてみました。
機種 | 発売日 | 保守終了 |
EOS Kiss X7i | 2013年4月 | 2023年11月 |
EOS 6D | 2012年11月 | 2025年9月 |
EOS 5D Mark Ⅲ | 2012年3月 | 2024年3月 |
EOS M10 | 2015年10月 | 2024年9月 |
EOS70D | 2013年8月 | 2023年11月 |
調べてみると、機種によって保守期間が違うことがわかりました。
だいたい平均して、10年前後の保守期間となっています。
メーカーやカメラの人気や売れ具合によっても変わりますが、10年間くらいを寿命や買い替えのタイミングと見ているのかもしれませんね。
この期間を過ぎてしまうと、メーカーも部品を保有しないため、修理対応ができない場合があります。
ここから先は修理なしで乗り切る必要があるため、1つの買い替えの目安と言っていいでしょう。
一眼レフはいつが売り時なのか?
一眼レフも家電の1つなので、年々新しいモデルがリリースされます。
型落ちになれば少なからず値段も下がるため、早く手放す方が下取り額は高くなりやすいです。
使い続けるか定期的に買い換えるかの2択だと思います。
僕は新しいものに目がないので、新型が出たらとりあえず査定して値段を調べるようになりました。
性能の進化を求めるなら2〜3年の買い替えがベスト
ほとんどのメーカーは、2年くらいで次のモデルを出してきます。
特に、ミラーレス機はここ最近需要が高く人気があるため、査定額も高くなりやすいです。
新型と旧型を比較してみて、特にそそるものがなければそのままでもOKです。
ただ、α6400が出た時のようにリアルタイムトラッキングや目玉機能が追加になった場合は、買い替えても損はないと思ってます。
カメラの性能やスペックに不満がないなら10年は使える
長く使い続けるなら、最低10年はそのまま使えます。
もちろん、日頃の保管や使用状態にもよりますが、一眼レフはそう簡単に壊れるものではありません。
シャッター耐久回数も最低10万回とかなので、普通に使っていれば大丈夫です。
オーバーホールは、カメラを分解して内部の点検・清掃するサービス。
5万前後の出費はいりますが、劣化した部品の交換などカメラ内部が新品同様に再生できます。
一眼レフやカメラの寿命と買い替え【まとめ】
一眼レフは普通に使っていれば、簡単に寿命がくることはありません。
僕も含めて、ほとんどの人が壊れるより先に新しいカメラに目移りしてしまうんだと思います。
3年未満の機種なら下取りもつきやすいので、一度査定をお願いしてみてもいいかもしれません。
スマホからでも利用できるカメラ買取サービスを比較してみたので、参考にしてみてくださいね。