一眼レフやミラーレスには、液晶がついてますよね。
あの背面液晶は撮った写真を写すだけではなく、ピント合わせからシャッターを切ることもできます。
ライブビュー撮影と言って、ファインダーをのぞかずに写真の撮影が可能。
この記事では、ライブビュー撮影のメリットや注意点を中心に解説しています。
液晶絡みのバッテリーを節約方法もまとめました。
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一眼レフはファインダーか液晶で撮影する
一眼レフやミラーレスは、デジカメと違いファインダーがついていますよね。
ファインダーを見て撮影することで、デジカメより正確かつ理想のタイミングで左シャッターを切ることができます。
一眼レフ機とミラーレスのファインダーや基本的な違いは、『【比較した】一眼レフカメラとミラーレスの違い』の記事にまとめましたので参考になさってください。
ファインダー撮影のメリットとデメリット
一眼レフやミラーレスではファインダーで撮影する方法が主流です。
ファインダーで見ている画像が一番タイムラグがなく、理想のタイミングで撮影できます。
ファインダー撮影のいいところと微妙な点をまとめてみました。
ファインダー撮影 | |
メリット | デメリット |
タイムラグが少ない | 周囲が見えない |
構えやすい | 直視できないものがある |
天候に左右されない |
ファインダー撮影のいいところは、タイムラグの少なさです。
センサーから液晶に写すまでの工程がないため、見たままに近いタイミングで撮影可能。
![](https://camefri.com/wp-content/uploads/2018/03/カメオタくん.jpg)
最近のライブビューはかなり改善されていますが、スポーツや速い動きを撮る場合はファインダーの方が有利です。
明るいところでも暗いところでもファインダー内の液晶の写り方が変わらないのもいいところ。
ただ、太陽の光芒など直視できないものを撮る時は危険なので、ファインダーは見ないようにしてください。
液晶(ライブビュー)撮影のメリットとデメリット
ライブビューは、カメラについている液晶を使って撮影する方法です。
ファインダーを直接のぞかなくても、写真を撮ることができます。
便利な機能ですが、使いすぎるとファインダーを使わなくなるので多用は避けましょう。
ライブビュー撮影 | |
メリット | デメリット |
撮る前に色味の確認ができる | シャッターラグが出やすい |
太陽も撮れる | バッテリーが減りやすい |
晴れていると見にくい |
ライブビューのいいところは、撮影前に撮った後の色や明るさが確認できる点です。
また、太陽や直視できないものを撮る場合でも、直接見ないので安心です。
ただ、画面に反映されるまで少し時間差があるのと、バッテリーの消耗は残念な点。
晴れている時など明るいところでは画面が見にくいので、晴天時はファインダーを使うか日陰で確認しましょう。
一眼レフのライブビュー表示の見方
ライブビューの画面では、何パターンかの表示が可能です。
ソニーのα7 Ⅲの画面表示のパターンをいくつかご紹介します。
![ライブビューで全ての項目を表示](https://camefri.com/wp-content/uploads/2019/12/ライブビューで全ての項目を表示-min.jpg)
![ライブビューで水準器を表示](https://camefri.com/wp-content/uploads/2019/12/ライブビューで水準器を表示-min.jpg)
![ライブビューでヒストグラムを表示](https://camefri.com/wp-content/uploads/2019/12/ライブビューでヒストグラムを表示-min.jpg)
![ライブビューで設定の詳細データを表示](https://camefri.com/wp-content/uploads/2019/12/ライブビューで設定の詳細データを表示-min.jpg)
一眼レフの場合は、液晶画面をオフにすることができます。
あまり切る意味はないと思いますが、必要な場合は設定画面から変更可能です。
ちなみに、僕の使っているα7 Ⅲはオフにできませんでした。
![](https://camefri.com/wp-content/uploads/2018/03/カメオタくん.jpg)
三脚がない場合は電子水準器が使えますし、ヒストグラムで全体の明るさをチェックすることもできます。
どの画面がいいというわけではなく、状況に合わせて使い分けてくださいね。
ライブビュー撮影が便利なシーン
ライブビューで撮影する方がいい時も意外にたくさんあります。
いろいろ撮ってみた中で、ライブビュー撮影がよかったと思う場面をいくつかまとめました。
ファインダー撮影だけにこだわっていると、撮れない場面もあるので一例として参考になさってくださいね。
ローアングルで撮りたい時
![ローアングルで撮影した写真](https://camefri.com/wp-content/uploads/2019/12/ローアングルで撮影した写真.jpg)
ローアングルでの撮影はライブビューが一番活躍するシーンです。
地面スレスレの低い角度から撮りたい時に、寝そべるわけにはいきませんよね。
ローアングルで撮ると超広角でなくても、かなり広がりを出すことができます。
![](https://camefri.com/wp-content/uploads/2018/03/カメオタくん.jpg)
ピント合わせでしゃがんだままの状態だと、腰を痛めてしまう可能性もあります。
太陽の光芒を入れて撮りたい時
![太陽の光芒を撮った写真](https://camefri.com/wp-content/uploads/2019/12/太陽の光芒を撮った写真.jpg)
夕焼けや夜の街灯などは問題ありませんが、昼間に太陽を撮るときはライブビューでないと危険です。
太陽を直視すると、失明してしまう恐れもあります。
ライブビューを使えば、直視しなくて済むので安心です。
夕焼けでも夏場や明るい時間帯は、できるだけライブビューで撮るようにしましょう。
人混みなど周囲が狭い時
観光地や遊園地など、人混みでは周りが見えなくなると危険です。
ファインダーをのぞいていて人とぶつかったりしてしまうことが考えられます。
![](https://camefri.com/wp-content/uploads/2018/03/カメオタくん.jpg)
以前、水族館へ行った時にファインダーのぞいていて、知らない人にぶつかった苦い経験があります。
土日に人が集まるところへ行く時は特に注意が必要です。
ライブビューはバッテリーの減りが早くなる
ライブビュー表示は便利な反面、バッテリーを消耗するのがデメリット。
設定でオフにできない機種は、画面表示を変えることでバッテリーを節約できます。
![画面を設定表示にしてバッテリーを節約](https://camefri.com/wp-content/uploads/2019/12/画面を設定表示にしてバッテリーを節約.jpg)
![](https://camefri.com/wp-content/uploads/2018/03/カメオタくん.jpg)
撮影プレビューの画面よりは体感でバッテリーの減りは少ないと感じました。
メーカーによってやり方は変わりますが、ほとんどはDISPボタンで変更可能です。
一眼レフカメラのライブビュー撮影【まとめ】
ライブビューは便利ですが、使うのは必要な時だけに留めておく方が無難です。
バッテリーの消耗やシャッターラグなど、基本的にはファインダーで撮影するようにしてください。
低いアングルや太陽を入れたい時は、ライブビューに切り替えましょう。
一眼レフ機はバッテリーの持ちがいいので大丈夫ですが、ミラーレスは減りが早いので普段の画面も気にしておくとベストです。