一眼レフを始めて上手に撮れるようになるために覚えておきたいテクニックを調べていると、必ずぶつかる言葉の1つに『被写界深度』という言葉って必ず登場してきます。
何かまた難しい言葉が出てきたぞって思いますよね。
難しい言葉がたくさん出てくると、やっぱり一眼レフって上級者向けのもので、自分にはまだ早かったのか?とついつい逃げ腰になりがちになってしまいます。
しかし、言葉のわりに意外と簡単なことなんです。
今回は被写界深度という言葉を噛み砕いて解説していきたいと思います。
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被写界深度(ひしゃかいしんど)と一眼レフの関係
被写界深度は、ひしゃかいしんどと読みます。
その言葉から、実際に写る画面の深さを表すような感じのイメージだと思っていただければわかりやすいかと思います。
実際に写真を撮る時に、モデルとなる被写体を近くに置くか遠くに置くかで写真の写り方ががらっと変わってきます。
被写界深度とは、そういったイメージで理解してもらえばOKです。
一眼レフで写真を撮る時に必要な『構図』を決める時にも被写界深度は深く関わってくるもので、撮るものによって変化するので、撮影に慣れている方は知らず知らずのうちに使っていることもあります。
被写界深度 『浅い』と『深い』
被写界深度は名前の通り、深さで決まります。
浅いと深いというとまたわけがわからなくなりそうですよね。被写界深度の違いを何が違うのか簡単にまとめてみます。
★被写界深度が浅い
被写体が近くにある状態で、背景がぼけている写真
★被写界深度が深い
被写体が遠くにある状態で、全体にピントが合っている写真
要は、背景のぼけ具合でその写真のピントの合い具合が変わってくるということを指しています。同じものを撮るにしても、その背景の情報をどのように入れ込むかというところで写りが変わってきます。
写真で見る被写界深度の違い
では、具体的に写真で被写界深度の違いを見比べてみましょう。
同じ被写体を被写界深度を変えて、撮影してみました。
どちらも同じ場所から撮影していますが、背景の入れ方を変えて撮影しています。同じ写真でもこのように写す時の距離を変えるだけでまた違った写真に見えますね。
これが、被写界深度の違いによる写り方の差です。
被写界深度の使い分け方については、このようになります。
一眼レフの被写界深度【まとめ】
被写界深度は、一眼レフ側で設定できるものではありません。
設定できないものだからこそ、難しいと感じてしまうのかもしれませんが、ある程度写真を撮るようになってくると、自然とわかってくるようになるものです。
被写界深度を理解する一番の近道は、単焦点レンズです。
ズームレンズと違って、ズームが効かないので、必然的に自分の足で前へ行ったり、後ろへ下がったりしなければなりません。
なので、使っていると、言葉はわからなくても被写界深度のイメージは体に染み付いてしまうんです。
キットレンズよりも単焦点レンズを1本買っておくと、写真の上達もびっくりするくらい早くなるので、おすすめです。しかも、単焦点レンズはそこまで高くないので買いやすいです。
単焦点レンズの選び方はこちらを参考にしてみてください。