一眼レフやレンズは保管状態が大事です。
机の上に置きっぱなしにしていたりすると、季節によってはセンサー内にカビが生えてしまう危険が…。
買ってからの保存状態でも、下取りに出す時の査定額も大きく変わってきます。
この記事では、一眼レフを始めたばかりの昔の僕の経験を踏まえて、一眼レフやレンズの保管方法をご紹介します。
カメラやレンズのお手入れ方法についても解説しました。
スポンサーリンク
一眼レフカメラやレンズは保管状態が命
一眼レフやレンズは普段の保管状態で、長持ちするかどうかが変わってきます。
どちらも精密機器なので、僕たち人間よりもデリケートな存在です。
まず、一眼レフやレンズを保管する上で最低限知っておきたい情報からご紹介します。
保管状態が悪いとカメラ・レンズ内部にカビが生える
カメラやレンズ内部にカビが生えると、今まできれいに写っていた写真がくもったり一部分だけ欠けたりしてしまいます。
カビがレンズの外側に発生している場合は、拭き取ったり除去することはできますが、レンズの内側やマウント部分になるとどうしようもありません。
最悪の場合、故障して使えなくなってしまう可能性があります。
カメラやレンズのカビは主に湿度が影響しており、梅雨の時期は特に注意が必要です。
手汗や皮脂汚れも悪影響を及ぼす
カビだけでなく、手汗などの皮脂汚れも気をつけておきたいところです。
手汗びっしりの手で使っていると、カメラのグリップ部に皮脂汚れがつきます。
ついた汗を放置しておくと、白化してしまい菌の繁殖などいいことはありません。
衛生上も不潔ですし、次使うときに白くなってたらいい気分はしませんよね。
1日以内なら簡単に取れるので、早めに拭き取っておきましょう。
一眼レフカメラやレンズに最適な保管温度や湿度
カビの発生を防ぐためには、適正な湿度で保管することが大切です。
カメラやレンズは湿度に弱く、湿度が高くなりすぎると結露してしまい故障につながってしまいます。
キヤノンの一眼レフのカタログを見ると、カメラの使用可能湿度は85%以下でした。
そのため、私たちが普段生活している空間ではカメラやレンズにとっては良くない環境なんです。
一眼レフやレンズのおすすめ保管方法
では、具体的にどうやって保管すればいいのかをご紹介します。
おすすめの保管方法は2パターンあるので、予算に合わせて選んでくださいね。
- 簡易的な保管ケースを使う
- 防湿庫を使う
一眼レフを始めたばかりの場合は、簡易的なケースでも問題ありません。
レンズを2本以上持っているなら、長い目で見て防湿庫をおすすめします。
60%を超えると湿度管理できてないのと同じなので、注意してください。
低予算で抑えるなら簡易保管ケースを使う
防湿庫は結構いい値段するので、とりあえず安く抑えたいという方には簡易ケースが最適です。
僕も昔使っていたのですが、湿度管理はできて容量もそれなりあるので十分。
ただ、ケースの中に入れる除湿剤を別途買う必要があります。
ケースの開け閉めが多いと、梅雨の時期などは結構消費するのがデメリットです。
長期的に考えるなら防湿庫を導入する
長い目でレンズを買ったりするなら、防湿庫を買った方があとあと便利です。
除湿剤を交換する必要もありませんし、防湿庫内で充電できたりと重宝します。
自動で湿度管理をしてくれるのはもちろん、庫内に電気や鍵までついてます。
防湿庫は数年先も使えるので、大きめのサイズを選びましょう。
一眼レフカメラやレンズ保管時の注意点
最後に一眼レフやレンズ保管時の注意点をご紹介します。
カメラもレンズも精密機器なので、取り扱いには細心の注意を払うようにしてください。
当たり前のことですが、カメラやレンズが嫌がる『やってはいけないこと』も知っておきましょう。
- 雨や水には濡らさない
- 落としたりぶつける
- センサー部を触る
特に、センサー部を触って傷をつけてしまうと取り返しがつきません。
指紋は拭き取れますが、できるだけ触らない方が安心です。
保管時の温度や湿度目安は人間と同じくらい
キヤノンの一眼レフEOS 7D Mark Ⅱのスペックを調べてみると、カメラの理想の環境はほぼ人間と同じくらいであることがわかりました。
温度で気をつけておきたいのは、車内や夏場の炎天下に置いておく時だけです。
それ以外の場面では、僕たち人間が過ごせるので問題ありません。
保管時は特に湿度に注意する
カメラにもレンズにも共通して言える注意点が、湿度の管理です。
温度よりもむしろ湿度の方に気をつけましょう。
エアコンや水回りもそうですが、高音多湿の環境はカビの大好きな環境になります。
湿度が高いと結露してカビが発生してしまうので、適切な湿度環境で保管することが大切です。
湿度が高くなるのは梅雨時期だけと思いがちですが、冬場も気をつける必要があります。
夏場は皮脂汚れを落としてから保管する
夏場は誰でも汗を書きますよね。
特にここ数年の気温の上がり方は異常なので、汗をかくことは仕方ありません。
しかし、カメラについた汗を放置しておくと、後々取りにくくなります。
旅先など長期間カメラを持ち出す時は、個包装のクリーナーだけでも持っていくと安心です。
カメラやレンズの掃除のやり方を簡単にご紹介しておきます。
- クリーナーティッシュ等で全体の汚れを落とす
- レンズペンで細かい汚れを取る
- ブロワーで仕上げる
カメラ用のクリーナーやウェットティッシュで外観→液晶→レンズ表面の順で拭いていきます。
全体の汚れを落としたら、レンズペンを使って細かい部分を拭きましょう。
最後に残ったほこりをブロワーで飛ばせば完了です。
一眼レフやレンズの保管・管理方法【まとめ】
一眼レフもレンズも精密機器です。
高い買い物なので、正しく保管するとより長持ちします。
普段リビングに置きっぱなしにしている方は、危険です。
最悪の場合、センサー内部にカビやくもりができるとまともに使えなくなってしまいます。
買い替えで売る時も、『防湿庫保管』と言えば査定の印象もアップ。
今からでも間に合うので、まだの方は試してくださいね。