ソニーのレンズが少ないと言われていたのは、今では昔の話です。
ここ最近、Eマウントのレンズは急速に増えてきています。
今では、ソニーEマウントは将来性の高いマウントになりました。
数が増えてきてどれを選んだらいいかわからない方に向けて、おすすめレンズをまとめました。
NEXやα6000系はもちろん、α7系のフルサイズミラーレスでも使えるレンズを選んでいます。
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Eマウントで人気の超広角・広角レンズの比較
おすすめレンズ8本のスペックを一覧表で比較してみました。
評価は、値段や画質等をトータルで考えて3段階で評価しています。
レンズ | 種類 | 値段 | F値 | 評価 |
SEL1018 | 超広角 | 約7万 | F4 | △ |
シグマ 16mm F1.4 | 超広角 | 約4万 | F1.4 | ◎ |
SEL1635Z | 超広角 | 約13万 | F4 | ◎ |
SAMYANG 20mm F1.8 | 広角 | 約6万 | F1.8 | ◎ |
SEL1224G | 超広角 | 約18万 | F4 | ◯ |
SEL20F28 | 広角 | 約3万 | F2.8 | △ |
SEL24F18Z | 広角 | 約8万 | F1.8 | ◯ |
SEL28F20 | 広角 | 約4万 | F2 | △ |
Eマウントの超広角レンズのおすすめ
まず、超広角レンズのおすすめからご紹介していきます。
フルサイズ対応のものはスペック表の下に書いてあるので、そこをご確認ください。
値段・画質・使いやすさ重視でそれぞれ4本おすすめレンズを厳選しました。
ソニー E 10-18mm F4 OSS SEL1018
発売日 | 2012年11月 |
値段 | 約7万円 |
フルサイズ対応 | APS-Cのみ |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最短撮影距離 | 0.25m |
開放F値 | F4 |
手ぶれ補正機構 | あり |
フィルター径 | 62mm |
レンズ構成 | 8群10枚 |
焦点距離 | 10〜18mm |
フォーカス | AFのみ |
最大径×長さ | 70×63.5mm |
重量 | 225g |
NEXやα6000系にぴったりのAPS-C専用超広角レンズです。
10mmはじまりで、風景写真を広く写したい時には最強です。
18mmまでズームが効くので、構図の微調整ができるところもありがたいですね。
レンズの重量も225gとコンパクトで、ズームレンズなのに軽いところが魅力。
また、超広角レンズなのに手ぶれ補正がついているところもポイント。
Eマウントのズームレンズにしては、安く買えるレンズです。
ソニー純正で10mmから使える
シグマ 16mm F1.4 DC DN
発売日 | 2012年11月 |
値段 | 約4万円 |
フルサイズ対応 | APS-Cのみ |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
最短撮影距離 | 0.25m |
開放F値 | F1.4 |
手ぶれ補正機構 | なし |
フィルター径 | 67mm |
レンズ構成 | 13群16枚 |
焦点距離 | 16mm |
フォーカス | AFのみ |
最大径×長さ | 72.2×92.3mm |
重量 | 405g |
Eマウントでは珍しい大口径の広角単焦点レンズ。
シグマならではの描写がきれいで、単焦点なので画質も良好です。
Eマウントで超広角をお得に買うなら、ベストバイレンズと言えるでしょう。
F1.4と明るいので、夕方や朝焼けなどの暗い場面でも使いやすいのが魅力です。
α6000、6300などカメラに手振れ補正がないカメラには、手ぶれ対策としても便利に使えます。
ソニー純正なら、5万円以内で超広角レンズを買うことはできません。
そう考えれば、スペックと値段のバランスがいいレンズと言えます。
コスパ・画質共に満足度が高い
ソニー Vario-Tessor T FE 16-35mm F4 ZA OSS SEL1635Z
発売日 | 2014年11月 |
値段 | 約13万円 |
フルサイズ対応 | ◯ |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最短撮影距離 | 0.28m |
開放F値 | F4 |
手ぶれ補正機構 | あり |
フィルター径 | 72mm |
レンズ構成 | 10群12枚 |
焦点距離 | 16〜35mm |
フォーカス | AF/MF |
最大径×長さ | 78×98.5mm |
重量 | 518g |
SEL1635Zは、ソニーEマウントの広角では銘玉レンズと言われています。
カールツァイス製で発色が良く、16mm・24mm・28mm・35mmの4本分が1本になっています。
風景写真なら必要十分なF4通しで、解像度も高くこれ1本あればいろいろと使えます。
プロのカメラマンにも愛される評価の高い広角ズームレンズで、カメラ雑誌等の評価もお墨付きです。
APS-Cでもフルサイズでも使えるので、後々カメラを買い替えても長く使えます。
超広角の撮影もできて、普段使いのスナップにも使いやすい35mmまでズームできます。
金属筐体でしっかりした作りなので、所有欲も満たせて長く使えるレンズです。
プロにも人気の超広角ズーム
ソニー FE 12-24mm F4 G SEL1224G
発売日 | 2017年7月 |
値段 | 約18万円 |
フルサイズ対応 | ◯ |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最短撮影距離 | 0.28m |
開放F値 | F4 |
手ぶれ補正機構 | なし |
フィルター径 | – |
レンズ構成 | 13群17枚 |
焦点距離 | 12〜24mm |
フォーカス | AF/MF |
最大径×長さ | 87×117.4mm |
重量 | 565g |
APS-Cで使うよりはフルサイズの方が性能をより発揮する高級印のGレンズです。
SEL1635Zよりも広い12mmはじまりで、普通では撮れないほど広く写すことができます。
Gレンズだけに値段が高いのは残念ですが、レンズの画質は素晴らしいの一言です。
普段何気なく見ている風景でも、このレンズで撮れば全くの異世界に写すこともできます。
インスタ用写真など、写真にインパクトが欲しいときにおすすめのレンズです。
高画質が売りの超広角レンズ
Eマウントの広角レンズのおすすめ
次に広角レンズだけに絞って、おすすめレンズをご紹介します。
僕がイチオシするサムヤンのレンズとソニー純正のレンズを4本セレクトしました。
SAMYANG 20mm F1.8 ED AS UMC
発売日 | 2017年1月 |
値段 | 約6万円 |
フルサイズ対応 | ◯ |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最短撮影距離 | 0.2m |
開放F値 | F1.8 |
手ぶれ補正機構 | なし |
フィルター径 | 77mm |
レンズ構成 | 12群13枚 |
焦点距離 | 20mm |
フォーカス | MFのみ |
最大径×長さ | 83×114.4mm |
重量 | 525g |
20mmの広角レンズでF1.8と明るいところが特徴の超広角レンズ。
韓国のメーカーで聞きなれない名前ですが、レンズ業界では知名度は高いです。
マニュアルフォーカス専用レンズですが、風景写真には使いやすいですね。
中でも、サムヤンが特に強いのが星景写真や夜景撮影です。
風景写真メインで広角レンズを探している方なら、使い勝手のいいレンズと言えます。
1本持っていても損することはありません。
星空・夜景撮影に使いやすい
ソニー E 20mm F2.8 SEL20F28
発売日 | 2013年3月 |
値段 | 約3万円 |
フルサイズ対応 | APS-Cのみ |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最短撮影距離 | 0.2m |
開放F値 | F2.8 |
手ぶれ補正機構 | なし |
フィルター径 | 49mm |
レンズ構成 | 6群6枚 |
焦点距離 | 20mm |
フォーカス | AFのみ |
最大径×長さ | 62.6×20.4mm |
重量 | 69g |
Eマウントの広角レンズ最軽量と言えばこのレンズです。
パンケーキレンズと呼ばれる小型レンズで、レンズの重量はたった69gしかありません。
レンズついているのかわからなくなるほどの軽さで、ミラーレスの機動性を損なわないレンズです。
NEXやα6000系につければ、コンパクトなミラーレスシステムのできあがりです。
ボディもレンズも小さいので、バランスも良く持ち運びしやすいですね。
コスパの良さも売りのレンズです。
Eマウント最軽量の広角レンズ
ソニー Sonnar T E 24mm F1.8 ZA SEL24F18Z
発売日 | 2011年12月 |
値段 | 約8万円 |
フルサイズ対応 | APS-Cのみ |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最短撮影距離 | 0.16m |
開放F値 | F1.8 |
手ぶれ補正機構 | なし |
フィルター径 | 49mm |
レンズ構成 | 7群8枚 |
焦点距離 | 24mm |
フォーカス | AFのみ |
最大径×長さ | 63×65.5mm |
重量 | 225g |
APS-C用レンズで使えるカールツァイス製の広角単焦点レンズです。
ツァイス独特の発色とコントラストの高さが1番の特徴。
レンズ重量は225gとコンパクトで持ち運びも楽です。
F1.8と明るく、水族館などの暗い場所でも手ぶれしにくいところが魅力。
24mmで風景写真からスナップまで使い勝手がいいので、1本持っておきたいレンズです。
単焦点レンズなので、画質がいいことは言うまでもありません。
画質がいいAPS-Cの広角レンズ
ソニー FE 28mm F2 SEL28F20
発売日 | 2015年4月 |
値段 | 約4万円 |
フルサイズ対応 | ◯ |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
最短撮影距離 | 0.16m |
開放F値 | F2 |
手ぶれ補正機構 | なし |
フィルター径 | 49mm |
レンズ構成 | 8群9枚 |
焦点距離 | 28mm |
フォーカス | AF/MF |
最大径×長さ | 64×60mm |
重量 | 200g |
フルサイズ対応の広角レンズで、一番軽量コンパクトで安いのがこのレンズです。
開放F値は、F2で28mmと使いやすい画角。
キットレンズより明るいので、初めてレンズを買う人にはなじみやすいレンズです。
このレンズにはコンバーターがあり、付け替えればまた違った写真が撮れるようになります。
- ウルトラワイドコンバーター
- フィッシュアイコンバーター
ワイドコンバーターを取り付ければ、焦点距離が28mmから21mmになり、フィッシュアイコンバーターを付けると、魚眼レンズに変わります。
Eマウントのなかで唯一使える魚眼レンズなので、魚眼にチャレンジしたい方にもおすすめです。
Eマウント用でおすすめしたい広角・超広角レンズ【まとめ】
Eマウントは、キヤノンやニコンと比べるとまだレンズの数は少ないです。
しかし、今もっとも開発が進んでおり、ソニーのメインマウントになる日もそう遠くはありません。
最後に、使っているカメラごとのおすすめレンズをおさらいしておきます。
- APS-C超広角→ シグマ16mm F1.4
- APS-Cで広角→ SEL24F18Z
- フルサイズ → SEL1535Z
超広角や広角レンズ以外のおすすめレンズは、こちらにまとめています。