ソニーのEマウントには望遠レンズが少ないというのは、もう昔の話です。
最近はEマウントレンズの開発が急速に進められていて、今では選べるほどのレンズラインナップとなってきました。
ソニー純正以外のレンズも増えてきて、コスパのいいレンズも増えてきて買うなら今がチャンスです!
この記事では、Eマウントの望遠レンズを値段、画質で選ぶならどのレンズがいい?という疑問を解消し、あなたにおすすめのレンズ選びをサポート。
8本の望遠レンズの値段やデメリット、メリットをそれぞれまとめました。
スポンサーリンク
Eマウントで人気の望遠レンズを比較【手ぶれ補正あり】
Eマウントにおすすめの望遠レンズ8本の値段や使い勝手を一覧表にしました。
紹介するレンズは、全て手ぶれ補正機能ありのものに厳選しています。
レンズ | 値段 | 暗所 | 画質 | 持ち運び |
SEL55210 | 約3万 | × | △ | ◎ |
SEL18200LE | 約5万 | △ | △ | ◎ |
タムロン18_200mm | 約5万 | ○ | △ | ◎ |
SEL70300G | 約14万 | × | ◎ | △ |
SEL70200G | 約13万 | ○ | ◎ | △ |
キヤノン70-300mm | 約4万 | ○ | ○ | ○ |
シグマ18-300mm | 約5万 | △ | △ | ○ |
シグマ150-600mm | 約11万 | × | △ | × |
- SEL70300G
- SEL70200G
- キヤノン70-300mm
- シグマ150-600mm
表の下3つのレンズは、キヤノンマウント用なので、使う場合はマウントアダプタMC-11が必要です。
MC-11については、あとでご紹介します。
値段が安いEマウントの望遠レンズのおすすめ
コスパで選ぶEマウント用の望遠レンズを3本セレクトしました。
7万円以内で買えるレンズを中心に、ソニーとタムロンで選んでいます。
ソニー E 55-210mm F4.5-6.3 OSS SEL55210
値段 | 約3万 |
フルサイズ対応 | APS-Cのみ |
発売日 | 2014年2月 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最短撮影距離 | 1m |
開放F値 | F4.5-6.3 |
手ぶれ補正機構 | あり |
フィルター径 | 49mm |
レンズ構成 | 9群13枚 |
焦点距離 | 55〜210mm |
フォーカス | AFのみ |
最大径×長さ | 63.8×108mm |
重量 | 345g |
とにかく値段を抑えて望遠レンズが欲しい!
そんな方にぴったりなのが、ソニー純正でありながら3万円前後で買えてしまうSEL55210です。
- フルサイズのレンズには使えない
- 暗いので、暗所撮影は三脚必須
- 手ぶれ補正で日中ならぶれにくい
- 軽くて持ち運びしやすい
55mmから210mmまでズームできるので、日常のスナップや旅行などには使いやすいレンズです。
運動会などでは、ちょっと望遠が届かない可能性があるのでおすすめできません。
この投稿をInstagramで見る
この投稿をInstagramで見る
こんな方には特におすすめできるレンズです。
- 初めて望遠レンズを買いたい人
- そんな高い値段は出せない人
- α6000系、NEXユーザー
α6000系のカメラとは相性抜群
ソニー E 18-200mm F3.5-6.3 OSS LE SEL18200LE
値段 | 約5万 |
フルサイズ対応 | APS-Cのみ |
発売日 | 2012年6月 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最短撮影距離 | 0.5m |
開放F値 | F3.5-6.3 |
手ぶれ補正機構 | あり |
フィルター径 | 62mm |
レンズ構成 | 13群17枚 |
焦点距離 | 18〜200mm |
フォーカス | AFのみ |
最大径×長さ | 68×97.1mm |
重量 | 460g |
ソニー純正のお買い得高倍率ズームとしておすすめなのが、SEL18200LEです。
- フルサイズには使えない
- 広角から望遠までこれ1本で使える
- 意外に寄って撮れる望遠レンズ
高倍率ズームなので、近くの被写体から離れたものまで1本でいろいろ撮れるのが魅力。
APS-Cのカメラなら300mmで撮れるため、運動会の昼食時のスナップから走ってる我が子も写せます。
18mmで風景写真にも使える万能な望遠レンズです。
この投稿をInstagramで見る
この投稿をInstagramで見る
55-210mmと比べると、レンズは重めでズームリングの回転がちょっとかたく、慣れるまでは扱いにくいです。
でも、勝手にズームリングが回らないので僕は反対に使いやすい工夫がされていて好きです。
こんな方には特におすすめできるレンズです。
- レンズ1本でいきたい人
- 何本もレンズを買いたくない人
- α6000系・NEXユーザー
1本でいろいろ撮れる望遠レンズ
タムロン 18-200mm F/3.5-6.3 Di Ⅲ VC
値段 | 約5万 |
フルサイズ対応 | APS-Cミラーレス専用 |
発売日 | 2011年12月 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最短撮影距離 | 0.5m |
開放F値 | F3.5-6.3 |
手ぶれ補正機構 | あり |
フィルター径 | 62mm |
レンズ構成 | 13群17枚 |
焦点距離 | 18〜200mm |
フォーカス | AFのみ |
最大径×長さ | 68×96.7mm |
重量 | 460g |
タムロンの18-200mmは、APS-Cのミラーレスカメラ専用に設計された高倍率ズームレンズです。
- α6000やNEX系ユーザー向け
- 手ぶれ補正が優秀
- 広角から望遠まで1本で使える
SEL18200LEと同じく、18mmから始まっているので、広角でも使える便利なレンズです。
タムロンの手ぶれ補正『VC』が、ブレをピタッと止めてくれます。
この投稿をInstagramで見る
この投稿をInstagramで見る
シルバーとブラックの2色展開なので、α6000系などボディ色に合わせて選べます。
こんな方には、特におすすめできるレンズです。
- NEX、α6000系のユーザー
- 手ぶれが不安な人
- 見た目おしゃれな望遠が欲しい人
手ぶれに強い!
高画質で撮れるEマウントのおすすめ望遠レンズ
次に、画質メインで選ぶEマウントの望遠レンズのおすすめを紹介します。
望遠でも選ぶレンズを変えるだけで、劇的に写りが良くなります。
きめ細かな解像度やいい写りの写真を撮りたい方は、画質重視のレンズを選んでください。
15万円以内でおさまるレンズを厳選して紹介しています。
ソニー FE 70-300mmF4.5-5.6 G OSS SEL70300G
値段 | 約14万 |
フルサイズ対応 | フルサイズ対応 |
発売日 | 2016年4月 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
最短撮影距離 | 0.9m |
開放F値 | F4.5-5.6 |
手ぶれ補正機構 | あり |
フィルター径 | 72mm |
レンズ構成 | 13群16枚 |
焦点距離 | 70〜300mm |
フォーカス | AF/MF |
最大径×長さ | 84×143.5mm |
重量 | 854g |
画質と値段のバランスが一番いい望遠レンズが、SEL70300Gです。
解像度が高く、α7R系や高画質モデルとの相性も抜群。
レンズを変えるだけでも、写真がみちがえります。
高いEマウントレンズの中では、安い部類に入る望遠レンズと言えます。
- フルサイズでも使える
- α7系に相性がいい
- 暗所撮影は少し苦手
レンタルで何回か使いましたが、率直な感想『晴れた日の撮影は最強』な望遠レンズです。
α6000系で使えば、換算450mm相当になるので、運動会でも問題なし。
70mmも使えるので、風景写真でも使えます。
この投稿をInstagramで見る
この投稿をInstagramで見る
特にこんな方には、おすすめできるレンズです。
- α7やα7 Ⅱなどのフルサイズユーザー
- 高画質でも安く買いたい人
α7系で運動会ならベストレンズ
ソニー FE 70-200mm F4 G OSS SEL70200G
値段 | 約13万 |
フルサイズ対応 | フルサイズ対応 |
発売日 | 2014年3月 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
最短撮影距離 | 1m |
開放F値 | F4 |
手ぶれ補正機構 | あり |
フィルター径 | 72mm |
レンズ構成 | 15群21枚 |
焦点距離 | 70〜200mm |
フォーカス | AF/MF |
最大径×長さ | 80×175mm |
重量 | 840g |
高級望遠レンズの代名詞的存在の白レンズがSEL70200Gです。
白レンズの中でも、まだ値段が安いところも魅力。
- ズーム全域でF4が使える
- 暗所撮影にも強い望遠レンズ
- 三脚穴があるから、長時間撮影に便利
200mmまでズームできるので、幼稚園など小さい規模の運動会なら使えます。
レンズがF4通しで明るいため、シャッタースピードが上げられ、手ぶれしにくいのも特徴。
この投稿をInstagramで見る
この投稿をInstagramで見る
本当におすすめなので何回も言いますが、ズーム全域でF4が使えるのはかなり魅力的。
体育館や発表会など薄暗い室内でも手ぶれがしにくいので、使い勝手は最強です。
こんな方には、特におすすめのレンズです。
- 子供撮影が中心
- 幼稚園や保育園の運動会で使いたい
- 体育館や室内でも使いたい
憧れの白レンズ!
ソニー純正以外で装着できるおすすめ望遠レンズ
Eマウントでキヤノンのレンズが使えるってご存知でした?
ソニーのカメラでキヤノンのレンズが使えるんです。
シグマが出しているマウントアダプタMC-11を使えば、使えるようになります。
ここでは、MC-11を使ってキヤノンの望遠レンズを使うときのおすすめレンズを紹介していきます。
マウントアダプタ MC-11
値段 | 約2万 |
対応マウント | キヤノン↔︎Eマウント |
発売日 | 2016年4月 |
対応レンズ | 30本(順次追加予定) |
対応カメラ | α9,α7シリーズ,NEXシリーズ
α5000シリーズ,α6000シリーズ |
Exifデータ反映 | 可能 |
重量 | 125g |
MC-11をEマウントのカメラに装着すると、キヤノンのEFマウントレンズが使えます。
NEXシリーズから新しいα9に至るまで、ほぼ全てのEマウントカメラに対応しています。
- オートフォーカスも使える
- 手ぶれ補正も対応
- 対応レンズが多い!
重量も軽く、コンパクトなソニーのミラーレスの機動性を損なわず見た目もイイ感じですね。
キヤノン EF70-300mm F4-5.6 IS II USM
値段 | 約5万 |
フルサイズ対応 | フルサイズ対応 |
発売日 | 2016年12月 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
最短撮影距離 | 1.2m |
開放F値 | F4-5.6 |
手ぶれ補正機構 | あり |
フィルター径 | 67mm |
レンズ構成 | 12群17枚 |
焦点距離 | 70〜300mm |
フォーカス | AF/MF |
最大径×長さ | 80×145.5mm |
重量 | 710g |
キヤノンの望遠レンズの中で、画質と値段のバランスがイイのがEF70-300IS2U。
高級レンズの代名詞であるLレンズに負けず劣らずの高評価を受けているのに、究極のコスパの良さです。
- キヤノンではかなり高評価の望遠レンズ
- フルサイズでも使える
- レンズフードがついてないのが残念
70〜300mmまで使えるので、α6000系などAPS-Cのカメラなら運動会でも使えます。
USMつきでピント合わせもストレスなくできて、手ぶれ補正もあるので、万が一の時も安心。
この投稿をInstagramで見る
この投稿をInstagramで見る
5万円でキヤノン純正の望遠レンズが買えるだけでも、価値がありますよね。
なのに、10万以上のLレンズと比べてもそこまで画質の差がわからないという声もあるほど高い評価を受けています。
こんな方には、特におすすめのレンズです。
- 望遠に高いお金は出したくない人
- でも、画質はいい方がいい人
- 運動会用のレンズが欲しい人
【参考】αシリーズとの互換性
手ぶれ補正もピント合わせも高速で、キヤノン純正で使っているのとほぼ変わらない感覚。
αでもAF-Cが使えて、動体追従性能も完璧です。
GレンズやLレンズがいらなくなるほどの解像度で写りに満足したという口コミが多数報告されています。
白レンズに並ぶほどの高評価
シグマ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM
値段 | 約5万 |
フルサイズ対応 | APS-C専用 |
発売日 | 2014年10月 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最短撮影距離 | 0.39m |
開放F値 | F3.5-6.3 |
手ぶれ補正機構 | あり |
フィルター径 | 72mm |
レンズ構成 | 13群17枚 |
焦点距離 | 18〜300mm |
フォーカス | AFのみ |
最大径×長さ | 79×101.5mm |
重量 | 585g |
カリッとしたシャープな写りに定評があるシグマ製の便利ズームがContemporary 18-300mmです。
- マクロ的な使い方もできる
- 広角から300mmまで使える
- フルサイズには対応していない
18mmから300mmまで使えるので、運動会だけでなく旅行に1本持っていくにも便利。
この投稿をInstagramで見る
このレンズはフルサイズには対応していないので、フルサイズで使う場合はクロップ撮影などの機能を設定して使いましょう。
逆に言えば、α6000系などのAPS-Cなら300mmまで望遠できるコスパ最強のレンズです。
こんな方には、特におすすめのレンズです。
- スナップ写真用にも使いたい人
- レンズ1本で行きたい人
- 結婚式や旅行にも使いたい人
【参考】αシリーズとの互換性
解像度が悪いということもなく、基本性能は問題なし。
シグマ公式サイトでもMC-11対応レンズにされているので、αシリーズとの相性もバッチリです。
α6000などのAPS-Cなら、換算450mmで野鳥撮影に使ってもOK。
ソニー純正のSEL24240よりももう1範囲広い焦点距離に対応しており、マウントアダプターを含めて考えても値段を安く抑えられます。
18mmが使える高倍率ズーム!
シグマ 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
値段 | 約11万 |
フルサイズ対応 | フルサイズ対応 |
発売日 | 2015年3月 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
最短撮影距離 | 2.8m |
開放F値 | F5-6.3 |
手ぶれ補正機構 | あり |
フィルター径 | 95mm |
レンズ構成 | 14群20枚 |
焦点距離 | 150〜600mm |
フォーカス | AF/MF |
最大径×長さ | 105×260.1mm |
重量 | 1930g |
ソニーのミラーレス一眼で唯一使える超望遠なら、シグマ150-600mm。
600mmまで使う場合、SEL100400GMのテレコン以外はこれしかありません。
SEL10400GMは高いので、現実的な値段で考えると、このレンズが無難。
- 野鳥でも飛行機でも撮れる
- 暗所撮影には三脚が欲しい
- レンズが重い
野鳥撮影や野球・スタジアムなど広いところで使うなら必須のレンズです。
重くて荷物になるので、日常使いには向いていません。
参考までにEOS70Dにつけた画像をご紹介します。
ちなみに600mmまでズームしてみると、
こんな感じになります。
この投稿をInstagramで見る
この投稿をInstagramで見る
- ズームリングをロックできる
- 三脚座がある
- きれいな色合いで写せる
重量級のレンズなので、重みでズームリングが動いてしまうことがありますが、ロック機構がついています。
三脚座もついており、一脚なんかを合わせて使うと肩が壊れることもありません。
特に、こんな方にはおすすめです。
- 飛行機を撮ってみたい人
- 野鳥撮影をしたい人
- レースや大規模の運動会で使いたい人
【参考】αシリーズとの互換性
シグマの公式サイトでもMC-11の対応レンズに記載されているので、αシリーズで本レンズを使ってもAF等に支障が出ることはありません。
Eマウントで使える超望遠レンズは正直なところ、このレンズしかありません。
α7シリーズで望遠がもう少し欲しいという方には最良の選択肢であると言えます。
α7系で超望遠はこれだけ
Eマウントでおすすめできる望遠レンズ【まとめ】
Eマウントはミラーレスだし、運動会とかで使うのはちょっと難しいかな…という声も聞きますが、そんなことはありません。
これだけたくさんの望遠レンズも発売されていますし、実際僕も子供の運動会ではα7 Ⅲで撮影しています。
焦点距離のだいたいの目安はこんな感じです。
- 保育園など小規模の運動会→ 200mm
- 小学校の運動会→ 300mm
- 中学校の運動会やレースなど→ 400mm以上
焦点距離については、これを目安に望遠レンズを選んでみてください。