ソニーのレンズはキヤノンやニコンのレンズに比べると、種類も少なく値段は高めです。
コニカミノルタ時代からのレンズ作りから引き継がれた高いレンズ性能もあり、少しマニアックなファンが多いことも特徴です。
値段は高めですが、その中でもコスパの良い広角レンズを厳選して5本選びました。
ソニーのAマウントレンズはCanonやニコンと違い、超広角域に対応したレンズが多めなので、広角レンズはもちろん超広角レンズとしても使えるレンズも合わせて考えてみました。
4万円〜10万円以内の予算でおさまる広角レンズを中心に紹介していきます。
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ソニーAマウントおすすめ広角レンズの早見表
ソニーAマウントおすすめの広角レンズ5本の値段とかんたんなスペックを一覧表にしました。
値段の比較をするとき、楽天市場は意外に安い値段で売っているショップがあるのでチェックしておくのがおすすめです。
アマゾンに比べて、タイムセールやお得に変えるタイミングが多いので比較検討の際は見てみてください。
レンズ | 実売価格 | 焦点距離 |
SAL20F28 | 4〜5万 | 20mm |
SAL24F20Z | 10〜11万 | 24mm |
シグマ 28mm F1.8 | 6〜7万 | 28mm |
タムロンSP 15-30mm F2.8 | 8〜9万 | 15〜30mm |
SAL1635Z2 | 20〜21万 | 16〜35mm |
値段重視で買うならSAL20F28、ほどよく画質と値段のバランスを考えるなら、シグマかタムロンのレンズがおすすめです。
ソニーAマウントで人気の広角レンズ5選
Aマウントの広角レンズをソニー純正、サードパーティ製品であるシグマ、タムロンの3社の中からスペック、値段で初心者でも手が届きやすいレンズを中心にセレクトしています。
レンズの口コミ内容については、私が感じた内容から価格ドットコムやアマゾンでレビューされている評判をもとに書いています。
ソニー 20mm F2.8 SAL20F28
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最短撮影距離 | 0.25m |
開放F値 | F2.8 |
手ぶれ補正機構 | なし |
フィルター径 | 72mm |
レンズ構成 | 9群10枚 |
焦点距離 | 20mm |
フォーカス | AFのみ |
最大径×長さ | 78×53.5mm |
重量 | 285g |
- 市場流通価格:4万〜5万円
- 発売日:2006年10月
- フルサイズ対応:対応
ソニー純正のAマウントフルサイズに対応した超広角域の単焦点レンズとしては、このレンズ1択になります。
ただ、画質がそれほど良いという訳ではありません。
フルサイズ対応で値段が安く入門レンズとしてはいいですが、フルサイズのカメラで使うにはせっかくのカメラの性能を活かしきれないこともあります。
フルサイズのカメラで使うなら、ツァイスレンズなど画質にこだわりのあるレンズの方がおすすめです。
コストを抑えて広角レンズが1本欲しいAPS-Cユーザーには、最良の選択と言えます。
ソニーDistagon T 24mm F2 ZA SSM SAL24F20Z
絞り羽根枚数 | 9枚 |
最短撮影距離 | 0.19m |
開放F値 | F2 |
手ぶれ補正機構 | なし |
フィルター径 | 72mm |
レンズ構成 | 7群9枚 |
焦点距離 | 24mm |
フォーカス | AF/MF |
最大径×長さ | 78×76mm |
重量 | 555g |
- 市場流通価格:10万〜11万円
- 発売日:2010年9月
- フルサイズ対応:対応
ツァイスレンズの広角単焦点レンズで、画質面ではレベルが高い1本です。
高画質でツァイスならではとも言える発色の良さ、高いコントラストで色味もかなりリアルに再現してくれます。
レンズ筐体の作りも安っぽくなく、高級感溢れるデザインとなっています。
Aマウントでは高級レンズに採用されるSSM付きモデルで、オートフォーカスも高速で静かです。
F2止まりなところが少し残念な点ですが、19cmまで寄って撮影することができ、解像力が欲しい風景写真はもちろん、テーブルフォトなどインスタ写真に差をつけるにもおすすめなレンズです。
シグマ 28mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO
絞り羽根枚数 | 9枚 |
最短撮影距離 | 0.2m |
開放F値 | F1.8 |
手ぶれ補正機構 | なし |
フィルター径 | 77mm |
レンズ構成 | 9群10枚 |
焦点距離 | 28mm |
フォーカス | AF/MF |
最大径×長さ | 83.6×82.5mm |
重量 | 500g |
- 市場流通価格:6万〜7万円
- 発売日:2011年5月
- フルサイズ対応:対応
ソニー純正のはじめてレンズにはない大口径の広角単焦点レンズ。
F1.8の明るいフルサイズ対応レンズとしては、値段も安くコスパも高いです。
レンズの明るさから背景もぼけやすく、シャッタースピードも稼ぎやすいのでちょこちょこ動き回る子供を撮る用のレンズとしてはおすすめです。
24mmでは少し画角が広いと感じる時に使いやすいですね。
マクロ撮影もでき、シグマならではのシャープな写りで室内撮りなど、暗い場所での撮影にも使えます。
タムロン SP 15-30mm F/2.8 Di USD
絞り羽根枚数 | 9枚 |
最短撮影距離 | 0.28m |
開放F値 | F2.8 |
手ぶれ補正機構 | なし |
フィルター径 | – |
レンズ構成 | 13群18枚 |
焦点距離 | 15-30mm |
フォーカス | AF/MF |
最大径×長さ | 98.4×144.5mm |
重量 | 1060g |
- 市場流通価格:8万〜9万円
- 発売日:2015年12月
- フルサイズ対応:対応
私がAマウントで一番コスパの高い広角ズームと感じたのがこのレンズです。
風景写真に絶大な威力を発揮する超広角域の15mmから標準域の30mmまでの幅広い焦点距離をカバーしていて、しかもF2.8通しとレンズが明るいんです。
大口径ズームレンズなので広角域でも背景をぼかした撮影ができ、ズームレンズながら単焦点レンズに近い画質を持っています。
ただ、出目金レンズなのでレンズフィルターがつけられないことだけが欠点です。
開放付近では正直単焦点レンズにはかないませんが、少し絞ってあげると画面隅々まで解像してくれます。
マウント部分が防滴構造になっているので、屋外での風景写真の撮影にも便利です。
風景写真から子供の写真、スナップまで使えるシーンも選ばないので、広角レンズとしては1本持っておきたいレンズです。
ソニー Vario-Sonnar T 16-35mm F2.8 ZA SSM II SAL1635Z2
絞り羽根枚数 | 9枚 |
最短撮影距離 | 0.28m |
開放F値 | F2.8 |
手ぶれ補正機構 | なし |
フィルター径 | 77mm |
レンズ構成 | 13群17枚 |
焦点距離 | 16〜35mm |
フォーカス | AFのみ |
最大径×長さ | 83×114mm |
重量 | 872g |
- 市場流通価格:22万〜23万円
- 発売日:2015年6月
- フルサイズ対応:対応
Aマウントのソニー純正広角レンズではフラッグシップモデルと言うべきレンズがこちら。
言わずと知れたカールツァイス製の高級レンズでレンズのスペックも非常に高いです。
唯一、欠点があるとすれば値段が高いことです。
とは言え、広角16mmから35mmの標準域までの2倍ズームに対応しており、ズーム全域でF2.8通しで使うことができる文句なしのレンズです。
高級レンズにしかついていないSSMつきで、オートフォーカス性能も高速・無音で素晴らしいです。
最大撮影倍率0.24倍と近接撮影でも威力を発揮し、広角で寄っても万能に使うことができます。
動体追従性能も旧モデルから4倍に上がっており、風景だけでなく子供やペットの撮影、テーブルフォトまで幅広く使えるオールマイティなレンズと言えます。
Aマウントでおすすめの広角レンズ【まとめ】
Aマウントに対応する広角レンズは、値段差が激しく、安いものであれば5万円程度のものから高いものでは20万円を超えるものまで幅が広いです。
普段、子供の写真がメインというお父さんでも、広角レンズは土日のお出かけ時の人混みの中でも意外に活躍してくれます。
私も使って思いましたが、水族館や動物園、テーマパークなど後ろに下がれない人が多いところではむしろ広角レンズの方が便利なんです。
少し扱いが難しいと言われる広角レンズですが、1度使うと病みつきになってしまいます。