α7 Ⅱや7 Ⅲに使いたいレンズを超広角から、望遠レンズまで一通りセレクトしました。
α7 Ⅲを使っている僕が、使ってみてよかったレンズを中心にご紹介します。
安く買えるレンズから、この先長く使っていける資産レンズまで幅広く8本選びました。
レンズのスペックや特徴から、作例写真もあわせてご紹介しています。
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ソニーEマウントのレンズの種類
ミラーレス用のマウントであるEマウントは、現在ノリノリのマウントです。
今からソニーのカメラを買うなら絶対Eマウント!って僕100%の自信を持って言えます。
α7系Eマウントのレンズ構成を考える時、まずはEマウントのレンズの種類を知っておきましょう。
種類 | 値段帯 | 特徴 |
G Master | 20〜30万 | 最上位レンズで文句なしの写り |
Gレンズ | 15〜25万 | ぼけ・解像度のレベルも高い |
カールツァイス | 8〜15万 | 色味が鮮やかに写る |
FEレンズ | 5〜10万 | フルサイズ対応のスタンダード |
Eレンズ | 3〜8万 | APS-C専用レンズ |
- α7 R Ⅲなどのハイクラス機にはG Master
- α7 Ⅲなどのミドルクラス機にはGレンズ、ツァイスレンズ
- α7などのスタンダード機にはFEレンズ
- NEXなどのエントリー機にはEレンズ
今回は、中級機からミドルクラス機のα7 Ⅱやα7 Ⅲに特にぴったりなFE・ツァイス・Gレンズをセレクトしました。
ただ、Eマウントのレンズは高いので、レンタルで試すのも1つの手です。
最近になって、新しいレンズのレンタルサービスが開始になりました。
カメラレントは、月額3500円〜で期限なしでレンズが借りられるサービス。
知名度が上がってきてレンタル中のレンズが増えてきていますが、事前予約も可能。
もちろん、有料登録してもレンタルするまでお金はかからないので安心です。
レンタル期間が最短1ヶ月と余裕があるので、試してみてくださいね。
Eマウントα7系におすすめのレンズ一覧表
おすすめレンズの値段やかんたんなスペックを早見表にしました。
レンズ名をタップすると、詳しい情報へジャンプします。
レンズ名 | タイプ | F値 | 値段 | 評価 |
SEL1635Z | 広角 | F4 | 約13万 | ◎ |
SEL24240 | 高倍率 | F3.5〜F6.3 | 約10万 | ◯ |
SEL55F18Z | 単焦点 | F1.8 | 約8万 | ◎ |
SEL24105 | 標準 | F4 | 約16万 | ◎ |
SEL50M28 | マクロ | F2.8 | 約5万 | △ |
SEL90M28G | マクロ | F2.8 | 約12万 | ◯ |
SEL85F18 | 中望遠 | F1.8 | 約5万 | ◎ |
SEL70300G | 望遠 | F4.5〜F5.6 | 約13万 | ◯ |
広角から望遠まで8本のレンズを紹介していますが、レンズ1本でだいたいの撮影をこなしたい方は、SEL24240が便利です。
子供や人物撮影中心なら、SEL55F18ZやSEL85F18が値段も手頃で使いやすいです。
風景写真には広角レンズ、運動会などのイベントごとには望遠レンズを選びましょう。
風景写真用におすすめの広角レンズ
ツァイスの高画質 SEL1635Z
値段 | 約13万円 |
フルサイズ対応 | ◯ |
発売日 | 2014年11月 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最短撮影距離 | 0.28m |
開放F値 | F4固定 |
手ぶれ補正機構 | あり |
フィルター径 | 72mm |
レンズ構成 | 10群12枚 |
焦点距離 | 16〜35mm |
フォーカス | AF/MF |
最大径×長さ | 78×98.5mm |
重量 | 518g |
SEL1635Zは、僕が普段α7 Ⅲにつけっぱなしにしている愛用レンズの1つです。
画質のいいレンズ3本を1本にギュッと詰め込んだイメージです。
- 16mmの超広角レンズ
- 24mmの広角レンズ
- 35mmの標準レンズ
これら3つのレンズが全て詰め込まれたビックリ仰天レンズがこのSEL1635Zです。
そんなSEL1635Zの値段はおよそ13万円。
一見高いと思うこの値段も、レンズ3本買ったことを考えれば1本あたりたった4万です。
16mmならシグマの16mm F1.4 DC DNが5万前後、24mmはSEL24F18Zが8万弱、35mmではSEL35F28Zで7万弱とレンズを3本買おうと思うと、20万円近い出費になってしまいます。
SEL1635Zなら、これらのレンズのスペック以上の画質をたった1本に凝縮しているわけです。
これはもう即買いのレベルですよね。
ちなみに私は何の迷いもなく、買ってしまいました。
初めてシャッターを押した時、身体中に電気ショックを受けたくらい感激したのを今でも覚えています。
- 毛穴1つ見逃さない解像度の高さ
- 金属筐体で高級感ある作り
- ズーム全域でF4が使える
SEL1635Zでこんな写真が撮れる
有名youtuberのJETDAISUKEさんも大絶賛されています。
超広角から標準までこれ1本でOK
Eマウントの他の広角レンズのおすすめは、『ソニーEマウント超広角・広角レンズのおすすめ8選』の記事をご覧ください。
何でも撮れるオールラウンドなおすすめ標準レンズ
高解像度で色が鮮やかに写る SEL55F18Z
値段 | 約9万円 |
フルサイズ対応 | ◯ |
発売日 | 2013年12月 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
最短撮影距離 | 0.5m |
開放F値 | F1.8 |
手ぶれ補正機構 | なし |
フィルター径 | 49mm |
レンズ構成 | 5群7枚 |
焦点距離 | 55mm |
フォーカス | AF |
最大径×長さ | 64.4×70.5mm |
重量 | 281g |
死ぬまでに手にしたい標準レンズの決定版とも言えるのが、SEL55F18Z。
55mmという何とも使い勝手の良さと、とにかく何でも撮れる究極の万能レンズで僕も絶賛愛用中のツァイスレンズです。
特にこんな場面では大活躍してくれます。
- 赤ちゃんや動き回る小さい子供
- 風景と人物を入れて撮りたいとき
- 料理やおしゃれなテーブルフォト
値段は9万前後と単焦点レンズにしてはちょっと高めです。
その代わり、撮った写真の写りを見たら9万円払ったことを忘れてしまうくらいいい写真が撮れるレンズです。
無人島に行くのにどれか1本だけレンズを選べって言われたら、僕はこのレンズを選ぶでしょう。
吉野家じゃありませんけど、『小さい・軽い・きれい』の3拍子そろってます。
高いだけに1回買えば、一生使うこともできるレンズ界のロレックスと言っても過言じゃないはず。
- ミルクばりにとろけるような甘いぼけ
- どんな人でもセクシーに写す色鮮やかな発色
- 小さいのに金属筐体で高級感MAX!
SEL55F18Zでこんな写真が撮れる
実際に僕が1年使った感想などを『ソニーEマウントの神レンズ!SEL55F18Zのレビュー』でより詳しく解説していますので、興味のある方はぜひご覧ください。
単焦点から買って損はない決定版
究極の標準ズーム SEL24105G
値段 | 約17万円 |
フルサイズ対応 | ◯ |
発売日 | 2017年11月 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
最短撮影距離 | 0.38m |
開放F値 | F4固定 |
手ぶれ補正機構 | あり |
フィルター径 | 77mm |
レンズ構成 | 14群17枚 |
焦点距離 | 24〜105mm |
フォーカス | AF/MF |
最大径×長さ | 83.4×113.3mm |
重量 | 663g |
2017年に発売された標準ズームで、手が届きやすいコスパ重視のミスターGレンズ的存在のSEL24105G。
ソニー純正レンズで評判の高い標準ズームと言えばSEL2470GMです。
ただ、レンズだけで25万とラスボス並みの値段でなかなか手が出ません。
でも、SEL24105Gなら70mmからさらに105mmまで望遠できるようになり、値段もグッとお買い得になっています。
標準ズームでありながら、24mmから105mmまで1本で5本のレンズを代用できる超お買い得レンズです。
- 24mmの広角レンズ
- 35mmの標準レンズ
- 55mmの標準レンズ
- 85mmの中望遠レンズ
- 100mmの中望遠レンズ
SEL1635よりもズーム幅が広いので、これら5本分のレンズを1本でまかなえてしまいます。
Gレンズに相当するくらいの単焦点レンズを5本買おうと思うと・・・
考えただけで目玉が飛び出そうな値段になりますね。
軽く30万円は超えてしまうので、財布が破けて破けて仕方ない感じです。
- ほこりまで写す解像度の高さ
- 100mmまでしてもF4で使える便利さ
- Gレンズならではの高級感
SEL24105でこんな写真が撮れる
未だに品薄が続いているほど超人気のレンズなので、勘のいいあなたならその評判の高さをわかっていただけると思います。
単焦点5本分の究極の標準ズーム
異世界へいざなうおすすめのマクロレンズ
コスパ重視のマクロ SEL50M28
値段 | 約5万円 |
フルサイズ対応 | ◯ |
発売日 | 2016年9月 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最短撮影距離 | 0.16m |
開放F値 | F2.8 |
手ぶれ補正機構 | なし |
フィルター径 | 55mm |
レンズ構成 | 7群8枚 |
焦点距離 | 50mm |
フォーカス | AF/MF |
最大径×長さ | 70.8×71mm |
重量 | 236g |
マクロレンズと聞くと、何やら高そうなイメージがありますよね。
でも、このレンズはソニー純正なのに5万円前後で買えてしまいます。
マクロレンズとしてはもちろん、標準レンズとしてもバッチリ使えるのでキレ味鋭いレンズです。
- コスパNo.1のマクロレンズ
- キス手前くらいまで近寄って撮影できる
- 甘いぼけ具合でゆるふわ写真が撮れる
マクロレンズで5万ヤヴァーーーーーーーーーーーーーイ!!!
SEL50M28でこんな写真が撮れる
Eマウントで1番お得に買えるマクロレンズ
エロスな描写のGレンズマクロ SEL90M28G
値段 | 約12万円 |
フルサイズ対応 | ◯ |
発売日 | 2015年6月 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
最短撮影距離 | 0.28m |
開放F値 | F2.8 |
手ぶれ補正機構 | あり |
フィルター径 | 62mm |
レンズ構成 | 11群15枚 |
焦点距離 | 90mm |
フォーカス | AF/MF |
最大径×長さ | 79×130.5mm |
重量 | 602g |
Eマウントのマクロレンズ界の完全体がSEL90M28G。
まさに向かうところ敵なしと言った非の打ち所のないマクロレンズです。
12万で買えるなら安くないか?!と思ってしまうほどスンバラシイです、このお方。
画質だけじゃなくてボタンや機能性がまたナイスです。
また一つソニーさんに惚れました。
- ピントの合う範囲をボタンで切り替えできる
- 手ぶれ補正ON/OFFボタン
- スライドするだけでマニュアルフォーカスになる
最大撮影倍率は1倍で写真のフレーム内に大きくものを写せて、Gレンズならではの強烈な高画質が合体しています。
セルで言うならもう完全体になってるレベルですね。
もう他のレンズじゃ太刀打ちできません。
- 撮るものがエロく見えるほど画質がいい
- 人でも物でもバッチリ高画質
- ボタンいっぱいでめちゃかっこいい
画質ばっかり言ってますが、それだけ画質がすごいレンズです。
これまたジェットダイスケさんのレビューがわかりやすく作例紹介もされていて参考になります。
子供の全体像を入れて背景をがっつりぼかしたおしゃれな写真もなんなく撮れます。
今しかない子供の成長記録を残すのには、もうこのレンズだけあれば十分ってほど超絶オススメのレンズです。
ポートレートにも使えるマクロレンズ
人物撮影に使いたいコスパ最強の中望遠レンズ
子供から大人まで使えるポートレートレンズ SEL85F18
値段 | 約6万円 |
フルサイズ対応 | ◯ |
発売日 | 2017年3月 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
最短撮影距離 | 0.8m |
開放F値 | F1.8 |
手ぶれ補正機構 | なし |
フィルター径 | 67mm |
レンズ構成 | 8群9枚 |
焦点距離 | 85mm |
フォーカス | AF/MF |
最大径×長さ | 78×82mm |
重量 | 371g |
SEL85F18はソニー純正のレンズでありながら、6万円で買えてしまうコスパ最強のポートレートレンズ。
最初買うとき結構迷って買ったんですが、使った今なら自信を持って言えます。
即買いしても損しません。
お店がつけないなら、代わりに僕が3年保証をつけたいくらい良いレンズでした。
- 他のレンズよりも人をきれいに撮れる
- 値段以上の画質の良さ
- 明るく柔らかいぼけが出る
SEL85F18でこんな写真が撮れる
ふんわり柔らかいぼけ感はF1.8と85mmならでは。
たいして設定をいじらなくてもいい写真が撮れて、さらに安いところが魅力。
ポートレート以外にもボケ方の比較など、作例多数のレビューを書きました。
さらに詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
子供はもちろん大人でもいい感じに撮れます。
人物などポートレート写真に挑戦したい人は、値段も安く買えるので持っておきたいレンズです。
子供や女性がきれいに撮れる
運動会や旅行におすすめの望遠レンズ
超絶便利ズーム SEL24240
値段 | 約12万円 |
フルサイズ対応 | ◯ |
発売日 | 2015年3月 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最短撮影距離 | 0.5m |
開放F値 | F3.5-F6.3 |
手ぶれ補正機構 | あり |
フィルター径 | 72mm |
レンズ構成 | 12群17枚 |
焦点距離 | 24〜240mm |
フォーカス | AF/MF |
最大径×長さ | 80.5×118.5mm |
重量 | 780g |
高倍率ズームレンズと聞いて、画質が悪いと言う事なかれ。
SEL24240は、そのへんの安い高倍率ズームレンズとは一味も二味も違います。
α7系のフルサイズミラーレスの高画質さに便乗すれば、下手な標準レンズよりも画質面ではむしろいいくらいです。
しかも、24mmから240mmまでガッツリ10倍ズームできてしまう超絶便利なズームレンズなんです。
- どんなシャッターチャンスも逃さない10倍ズーム
- 見た目に忠実な色で撮れる
- 望遠でも手ぶれ補正で失敗写真なし
広角から望遠までレンズ1本で使えるまさに『レンズ界の玉手箱〜』ですね。
SE24240でこんな写真が撮れる
レンズ1本でいくなら最強レンズ
コスパ重視のEマウント望遠レンズ SEL70300G
値段 | 約14万円 |
フルサイズ対応 | ◯ |
発売日 | 2016年4月 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
最短撮影距離 | 0.9m |
開放F値 | F4.5-F5.6 |
手ぶれ補正機構 | あり |
フィルター径 | 72mm |
レンズ構成 | 13群16枚 |
焦点距離 | 70〜300mm |
フォーカス | AF/MF |
最大径×長さ | 84×143.5mm |
重量 | 854g |
2016年になって初めて発売されたEマウントの望遠レンズが、このSEL70300Gです。
SEL70300は、運動会やイベントごとに使える望遠レンズに最適!
おでんの具で例えるなら、卵です。
誰もが好きで喉から手が出るほど欲しくなる、そんな人を惹きつける力を持ったレンズです。
ただ、欠点もいくつかあります。
- 値段が高い
- 薄暗いところや暗所撮影には弱い
でも、日中や明るいところではこの上ないくらいすごい写りをしてくれます。
- 300mmまであるから運動会でも大活躍
- エロくセクシーなぼけ方をする
- 結構寄れてマクロっぽい撮影もできる
運動会など広いところで使うなら、300mmは必須です。
しかも、手ぶれ補正もついているので運動会を控えたお父さんはもう買うっきゃないですよね。
SEL70300Gでこんな写真が撮れる
運動会には必須の望遠レンズ
α7系におすすめなレンズ構成【まとめ】
フルサイズになると、値段は少し高い物が多いですが、1度手にするとその質の高さに虜になってしまうレンズばかりです。
ソニーだけに言える話ではありませんが、どの一眼レフにおいてもレンズは資産となります。
長い目で見てこの先ずっと使っていくレンズと考えるならば、決して無駄な出費とはなりません。
あなたのカメラをパワーアップさせて、写りの違いをその目で確かめてみてください。